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今回は、多くの有名投資家やトレーダーが用いている手法の「新高値ブレイク投資」について解説していきます。
日本の個人投資家は、安くなった銘柄を買う逆張りを中心に手掛けている一方で、「上昇している銘柄を買い、更に高くなった所で売る」新高値ブレイク投資は外国人投資家が使う手法です。
日本の個人投資家と外国人投資家とでは、どちらがマーケットの勝ち組になっているかは言うまでもありません。
新高値ブレイク投資法をおさえて、外国人投資家のようなマーケットの勝ち組になりましょう!
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新高値ブレイク投資の基本
新高値ブレイク投資の基本をおさえておきましょう。
新高値とは?
新高値とは、ある銘柄が数ヶ月~1年間の間で最高値を付けることです。
新高値を付けたことを「ブレイクアウト」と呼び、新高値を付けた銘柄を買う投資手法は「順張り」や「トレンドフォロー」などと呼ばれます。
日本の個人投資家は順張りではなく逆張りを多く手掛ける傾向にあり、新高値を付けた銘柄を買うことは避ける傾向にあります。
新高値で買うということは、「既にこんなに上がっているのに、さらに上がるはずがない…」という精神的な抵抗を伴うものです。
しかし、新高値ブレイクによる順張りを中心に手掛ける外国人投資家と、新高値で売ることが多い日本の個人投資家のどちらがマーケットで良い成績を残しているでしょうか?
それを考えれば、新高値ブレイク投資は非常に合理的な投資手法であると言えます。
新高値銘柄はなぜ売られにくいのか
新高値を付けた銘柄は、売り圧力が小さく、新高値を付けると一気に上がっていく傾向があります。
また、新高値を付けたということは、業績が好調だから買われているということでもあるのです。
新高値を付けた銘柄が売られにくい理由としては、損切りができずに含み損を抱えた投資家の「やれやれ売り」が入らないことが挙げられるでしょう。
例えば、大きく下げている銘柄の場合、大きな含み損を抱えている投資家が多数いるため、安値圏から上がって含み損がなくなった所で売られてしまいます。
この売り圧力が上昇を妨げるのです。
しかし、新高値を付けた銘柄は含み損を抱えている投資家が存在しない状態。
過去数ヶ月~1年間のどこで買っていたとしても含み益になっている状態であるため、損切りによる売り圧力が発生しません。
このため、新高値を付けると、売り圧力がない“真空状態”で大きく買われることになるため、株価は上がっていくことが多くなります。
- 新高値とは、ある銘柄が数ヶ月~1年間の間で最高値を付けること
- 新高値を付けた銘柄は投資家の「やれやれ売り」が入らないため売り圧力が小さい
新高値ブレイク投資を実践しよう
新高値ブレイク投資を実践する上でのポイントをおさえておきましょう。
新高値銘柄の特徴
新高値銘柄の特徴として、好調な業績で成長している銘柄が多いことが挙げられます。
好業績を発表する、→新高値を付ける、→更に大きく買われて上昇していく、という上昇相場に入ることが多くなります。
新高値銘柄のチャート上での特徴は、3ヶ月~1年間のレンジを突破した「チャートの右上にある」ことです。
この視覚的な特徴があるため、投資を始めたばかりの初心者にとっては手を出しづらくなっています。
なぜなら、日常生活においては、「安くなったものを買うとお得である」という意識が身に付いているからです。
チャートの右上にあって高騰している新高値銘柄は「これからさらに上がるとは思えない」という抵抗が無意識に生じます。
しかし、「安値を付けた銘柄が上がったら売る」でも、「新高値を付けた銘柄がさらに上がったら売る」でも、どちらの方法でも利益を得ることは可能です。
株式投資においては売り圧力が小さい分、後者の方が安全なのですが、日常生活で身に付いた「安くなったモノを買う方がお得である」という意識が新高値ブレイク投資を手掛けづらくしています。
過去の新高値銘柄をチャートで解説
2018年に大きな利益をもたらした新高値銘柄を見ていきましょう。
Youtuberマネジメントを手掛ける【3990】UUUMは、2018年8月3日に直近1年間の高値を更新する新高値を付けました。
前の月に発表した決算が好調だったことが大きく買われた要因です。
【3990】UUUM 日足チャート
UUUMはここから一方的に上昇していき、新高値ブレイク時の終値は2,286.7円でしたが、2019年2月には6,870円まで上昇。
新高値ブレイクから半年で約3倍(+200%)の上昇となりました。(※株価は株式分割後の値で算出)【3990】UUUM 週足チャート
UUUMのように半年で+200%になるような新高値ブレイクアウトは稀ですが、1ヶ月で+5~10%程度の利益を得られる新高値銘柄は数多くあります。
東証一部銘柄の場合は+3~10%、新興銘柄の場合は+10%以上のリターンを狙っていくことをおすすめします。
新高値銘柄がひと目でわかるおすすめサイト
新高値銘柄を探すためのサイトとしては「株探」がおすすめです。
株探の公式サイト上部にある「株価注意報」から、「本日、昨年来高値を更新した銘柄」を見ると、簡単に新高値銘柄を探すことが可能になります。
ただ、銘柄と株価を見るだけでは不十分だと言わざるを得ません。
新高値を付けた銘柄を実際のチャートでも見て、
- チャート上で新高値を更新しているかどうか
- 出来高の上昇を伴っているかどうか
などを確認しておくとよいでしょう。
また、前日の新高値銘柄を確認したい場合は、「トレーダーズウェブ」の「新高値安値銘柄一覧」が便利です。
いずれのサイトを参照するにしても、自分の目で新高値銘柄のチャートを見る作業は不可欠となります。
▼おすすめ記事
【株で勝つには経済イベントのチェック必須!市場に与える影響と投資家心理を学ぼう】
- 新高値を付けた銘柄は上昇のスパイラルに入ることが多い
- 新高値を付けた銘柄は、自分の目でチャートを見て確認することが重要
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上級者向け?新高値ブレイク投資の注意点
新高値ブレイク投資の注意点を抑えておきましょう。
プロでも利確より損切りのほうが多い
新高値銘柄を手掛けるときに必ず抑えておくべきことは、新高値ブレイクの勝率は高くないということです。
新高値ブレイクをしたとしても、上ヒゲとなる“ダマし”となることが少なくありません。
新高値ブレイクの勝率は30%前後であると認識しておくことが重要です。
このため、新高値ブレイク投資を手掛けるにしても、「ダマしだった場合には、どこで損切りするのか?」を事前に決めておくことが重要です。
ただ、勝率は低いとはいえ、新高値ブレイク投資が成功するとリターンが大きくなります。
仮に勝率25%だとしても、利益確定+10%、損切り-2%を積み上げていけば、トータルでは大きなプラスになっていきます。
また、勝率25%だとしたら、100回エントリーしたとしても利益になるのは25回となります。
どのエントリーが利益になり、どのエントリーが損切りになるのかは、エントリー前には絶対に分かりません。
売買がブレないようにするため、売買をルール化しておくことが重要です。
分散投資でリスクヘッジを徹底すること
新高値ブレイク投資は勝率が低い手法であるため、集中投資は絶対厳禁。
分散投資をしてリスクヘッジをすることが何よりも重要になってきます。
少なくない投資家が「このブレイクアウトは100%必ず上昇する!」と思い込んで集中投資をしてしまい、無残な結果になっています。
新高値ブレイクアウトが失敗した場合は、高値を付けてから下落してレンジ内に戻り、そのまま下落していくケースが少なくありません。
新高値ブレイクした銘柄を買っている以上、100回中70回前後は損切りになるでしょう。
小さい損の内に損切りするとともに、分散投資をして利益になる確率を大きくしておくことが重要です。
新高値ブレイクした1銘柄に集中投資した場合と、新高値ブレイクした複数銘柄に分散投資した場合とでは、勝率もリスクも後者の方が有利になります。
ブレイクポイントを見極めよう!
新高値ブレイク投資で利益を出す際に重要なのは、「新高値ブレイク」の定義を自分で決めておき、ルール化しておくことです。
新高値の定義としては、
- 新高値の期間は?(3ヶ月、半年、1年以内の最高値など)
- どのローソク足で判断するのか?(日足、週足、月足)
などを定義しておきましょう。
新高値を定義したら、「新高値を更新したら、どのタイミングでエントリーするのか?(当日終値、翌日寄り付き、翌日終値など)」というエントリーの条件も決めておくことが重要です。
また、新高値ブレイクをしたとしても、「東証一部銘柄に限る」「出来高が急増している銘柄に限る」「業績が良い銘柄に限る」といった条件を付けてブレイクアウトの精度を上げることも有効です。
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【レンジ相場(ボックス相場)で稼ぐ!ブレイクする銘柄の特徴も解説します】
- 新高値ブレイク投資は勝率が30%程度と高くない
- 新高値ブレイク投資をするには分散投資を心掛けてリスクヘッジし、ルールを明確化しておくことが重要
まとめ
新高値ブレイク投資は、外国人投資家が主に使う手法となっている一方で、日本の個人投資家にはあまり好まれている手法ではありません。
日本の個人投資家が手掛ける「安値を付けた銘柄を買って、上がったら売る」という手法は、日常生活では合理的ですが、投資においては非合理的です。
「安値を付けた銘柄」というのは、その裏に含み損を抱えた投資家が大量にいることになります。
含み損を抱えた投資家が、更なる下落による損失拡大に耐え切れなくなることによる売り圧力が膨れ上がっているため、更なる暴落に巻き込まれるリスクが大きくなってしまうのです。
一方、新高値を付けた銘柄は誰もが含み益が出ている状態であるため売り圧力が小さく、売り圧力がない真空状態で買いが入ることで上昇しやすくなります。
この機会に、新高値ブレイク買いを実践してみていはいかかでしょうか。
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