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企業が上場するまでに必ず行われるブックビルディング。
IPOに初めて参加する場合、ブックビルディングという言葉を聞くと難しく感じるかもしれませんが、ブックビルディングの仕組みを理解すれば、安心してIPOに参加する事ができます。
ブックビルディングとは一体何が行われるのか。
IPOにとってどれぐらい重要な行程なのでしょうか?
今回は、IPO初心者の方にも分かりやすく、楽しみながらIPOに参加できように解説していきます。
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ブックビルディングで投資家の需要が分かる!
ブックビルディングの基本的な仕組みから見ていきましょう。
ブックビルディングとは
ブックビルディングは企業が上場するまでの大切な行程の1つ。
簡単に言うと、ブックビルディングとはIPO株の仮条件の決定後、一体いくらでなら株を購入したいのかを個人投資家にアンケートを取ります。
そしてアンケートの結果、投票の多かった株価が公開価格になります。

このように、ブックビルディングは公開価格を決めるための非常に大事な行程です。
ブックビルディングの仮条件
ブックビルディングを行う時に、いくらで申し込むのかどうか悩みますよね?
出来れば安く株を手に入れて、いざ上場した時に初値で売却して利益をGETしたい所ですが、申し込める株価は決まっています。
このとき申し込める株価は、ブックビルディング前の行程の仮条件の値幅内になります。
例えばA社が上場する事になり、仮条件が1,000円~1,500円で決定したとしましょう。
ブックビルディングで申し込める株価は、A社は1,000円~1,500円の間という事になります。
1,000円で申し込んでも良いですし、1,300円で申し込んでも問題ありません。
ただ1,001円のように1円刻みでは申し込む事は出来ません。
企業によって10円刻み、50円刻みとなっているので、申し込む際は注意して下さい。
仮条件価格の1番高い株価で申し込もう
ブックビルディングを行う際に、まずは仮条件を確認します。
仮条件を確認したら、必ず仮条件価格の1番高い株価で申し込むようにしましょう。
なぜ1番高い株価で申し込んだ方がいいのかとうと、過去に新規上場した企業の公開価格は、IPO市場の8~9割で仮条件価格の1番高い株価に決定しています。
ブックビルディングという個人投資家へのアンケートで仮条件価格の1番高い株価で買いますという人がアンケートの結果、多かったという事になります。
例えば、A社の仮条件が1,000円~1,500円のとき、1,000円で申し込んだとしましょう。
このとき公開価格が1番高い1,500円で決定してしますと、1,000円で申し込んだ方は抽選すら受ける事が出来なくなってしまうのです。

確実にIPO株の抽選権をGETするためには、仮条件価格の1番高い株価で申し込むのが必須条件になってきます。
申告できる株数の決まり方
ブックビルディングでの申告できる株数は、実は人それぞれ異なります。
例えば、今度上場するA社の公開価格が1,000円で決定したとしましょう。
A社の株式は1単元が100株です。
100株購入するのに必要な資金は、1,000円×100株で10万円となります。
このとき、IPOにつぎ込める資金が10万円の人と50万円の人がいるとします。
資金が10万円の人は100株しか申告出来ません。
一方、資金が50万円の人は500株も申告出来てしまうのです。
申告できる株数は、資金がいくらあるかによっても決まります。
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- 証券会社によっては資金がある限り何株でも申告できたり、1人1単元の100株までしか申告できない場合があります
ブックビルディングの参加前に確認すべきこと
ブックビルディングに参加する際の条件や注意点を見ていきましょう。
主幹事もしくは幹事証券の口座開設が必要
ブックビルディングを行う前にまずしないといけないのが、証券会社の口座開設です。
証券会社は現状日本に数百社存在していますが、口座を開設すべき証券会社は、IPOの主幹事もしくは幹事証券に選ばれる証券会社です。
IPO株を取り扱う証券会社は決まっていて、主幹事、幹事証券に選ばれた証券会社からでしかブックビルディングに参加できません。
まだ証券会社の口座を開設していない方は、主幹事、幹事証券によく選ばれる証券会社をチェックし、口座開設しておきましょう。
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ブックビルディングへの参加条件
ブックビルディングの参加条件は、まずはIPO株を取り扱う主幹事、幹事証券の口座を開設している事です。
そしてブックビルディングを行う際に、資金に余力があるのかどうかという事になります。
- 主幹事、幹事証券によく選ばれる代表的な証券会社の1つがSBI証券
- SBI証券は抽選に外れてもIPOチャレンジポイントというSBI証券独自のポイント抽選枠があり、ポイントを貯めてIPO株をGETできるチャンスも!
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ブックビルディングへの参加方法
IPOとPO、2つのケースへの具体的な参加方法をご紹介していきます。
新規公開株式(IPO)の場合
IPOでブックビルディングに参加する場合、まずIPO株を取り扱っている証券会社のHPにログインしましょう。
その後、参加したいIPO株を選んで仮条件価格を確認して下さい。
仮条件価格を確認し、資金に余力があれば、仮条件価格の1番高い株価で申し込みます。
ほとんどの企業が1単元100株となっていますので、申告は100株単位です。
ブックビルディングを行えば、あとは抽選日を待つのみ。
抽選日に証券会社のHPにログインし、当選しているかの確認となります。
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公募・売出(PO)の場合
IPOとよく似た言葉で、「PO」というのも存在します。
IPOと違う点は、IPOはまだ上場していない企業の株をGETできるものになりますが、POはすでに上場している企業が新たに資金作りのために、株を発行します。
この追加で発行される株をGETできる制度です。
POでブックビルディングに参加する場合、IPOとほぼ同じで証券会社のHPにログイン後、PO株をGETしたい企業を選びます。
ここからIPOと異なります。
IPOの場合は、仮条件価格の値幅内で購入したい株価で申告しますが、POの場合は、割引率(今の株価よりも5%割り引いてくれたら買いたいなど)を申告します。
申告後は、抽選日の結果を待ちます。
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- 証券会社によってはブックビルディングを行うことによって資金が拘束されるので資金管理は大切
- POの場合、状況によってブックビルディング期間が短縮される可能性があるので、参加したいPO企業があれば常にスケジュールの確認を!
まとめ
ブックビルディングはIPOにとって重要な行程です。
ブックビルディングに参加するのであれば、必ず仮条件価格の1番高い株価で申し込むこと。
そして、証券会社の口座に資金があるのかなどをしっかり押さえておけば、ミスなくIPOに参加する事が出来ます。
IPO市場が盛り上がる3月、12月はとくに多くの企業が上場を果たすので、IPOのスケジュール管理、ブックビルディング期間もしっかり把握してIPO株をGETしましょう。
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