IPO

証券口座別!IPO参加時の「入金のタイミング」について

IPOに参加する際、株を購入するために証券口座にお金を入金します。

 

実はこの「入金のタイミング」を間違えてしまうと、券会社によってはIPOの抽選ですら受けられない可能性もあることをご存知でしょうか?

 

今回は、IPOに参加する際に気を付けたい3つの入金のタイミングについて、各証券会社ごとにわかりやすく解説していきます。

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IPO参加における3つの入金のタイミング

IPO株を購入する際の入金のタイミングは、大きく3パターンに分けることができます。

IPOに申し込む時

例えば『A社が上場します』と公表されて、申込可能となった期間に申し込みをします。

 

この段階では、実際にまだIPO株を購入できる権利は得ていませんが、資金の入金が必要となります。

 

1株1,000円だとすると100株で10万円なので、申し込みをする際は口座に10万円の入金をしておかないと申し込みができません。

IPO抽選を受ける時

抽選を受ける時に入金が必要なパターンになります。

 

いわゆる「抽選日」ですね。

申し込みをするのは資金がなくても可能ですが、抽選日までに口座に必要資金がないと抽選を受けられません

 

例えば『申込可能期間:6/1~6/10、抽選日:6/11』だとします。

この場合に入金が必要なのは6/11です。

IPO当選で株を購入する時

IPOに当選した後、株を購入する時に入金が必要なパターンの場合、申し込む時と抽選日には資金が不要となります。

 

IPOに当選し、株を購入する時に入金で問題ありません

 

以上、入金のタイミング3つのパターンをご紹介しましたが、それぞれの証券会社がどのタイミングを定めているのかを確認していきましょう。

 

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各証券会社ごとの入金のタイミング

入金のタイミングは証券会社によって異なります。

IPOを多く取り扱う6社の証券会社ごとに、入金のタイミングについて詳しくご説明していきます。

SBI証券の入金のタイミング

SBI証券は主幹事に選ばれる事も多いので、入金ミスが起こらないようにしっかり押さえておきましょう。

 

SBI証券は、申し込む際の入金は不要となります。

では、どこで入金が必要になってくるかといいますと、「IPO抽選を受ける時(抽選日)」になります。

 

 

SBI証券のIPOは1人何株でも申込みが可能で、例えば、1株1,000円の株を500株分申し込んだとします。

500株なので、50万円が必要となりますが、抽選日に20万しか資金がなかったとすると、資金不足になっています。

 

資金不足で申込みができないと思われるかもしれませんが、この場合、200株分は申込可能となります。

しかし、30万円分(300株)は無効です。

 

つまりSBI証券でIPOに参加する場合は、最低100株分の資金を抽選日に入金すれば、抽選を受ける事ができます。

IPOには資金の拘束というものがあり、SBI証券の場合は抽選日~抽選発表まで資金が拘束されます。

 

例えば

A社の申込可能期間が6/1~6/10、抽選日が6/11、抽選発表が6/15、1株1,000円で100株申し込んだとします。

もう1つ、B社という会社が上場となり、申込可能期間が6/6~6/12、抽選日が6/13、抽選発表が6/17、こちらも1株1,000円で100株申し込む際に、口座には15万の買付余力があるとします。

 

この時、A社の抽選日(6/11)に100株分の10万円が使えなくなるのです。

 

資金の拘束が抽選発表まで続くので、6/11~6/15の期間は買付余力が5万円しかないという事になります。

つまり、両社の拘束期間が重なるので、B社の抽選日までに不足分の5万円を追加入金しないといけませんのでご注意下さい。

SMBC日興証券の入金のタイミング

SMBC日興証券の入金のタイミングは、「IPOに申し込む時」です。

 

資金の拘束は申込みをした段階で発生するため、SMBC日興証券で複数のIPOを申し込むとなると多額の資金が必要となります。

 

 

申し込めるIPOは1銘柄につき1人100株まで。

 

SBI証券の様に何株でも購入できるとなると、資金の少ない方はどうしても不利になりますよね。

しかし、SMBC日興証券は資金が少ない方でも多い方でも1人100株までしか購入できないので、抽選は平等に近いと言えるでしょう。

 

IPOが初めてで、1社ずつ申し込むという方は開設をおすすめ致します。

SMBC日興証券はSBI証券同様、主幹事に選ばれる確率が高い証券会社となりますので、入金のタイミングについてはご注意下さい。

大和証券の入金のタイミング

大和証券の入金のタイミングは「IPOに申し込む時」で、SMBC日興証券と同じです。

 

他の証券会社と異なるのが、申込みと抽選日の2回、口座に買付余力(本当に株を購入する資金が口座にあるのかどうか)をチェックされます

 

ただ、申込み時はチェックをされるだけで資金の拘束はありませんので、何社か同時に申込みをする事は可能になります。

資金の拘束はSBI証券と同様、抽選日~抽選発表までの期間となります

野村証券の入金のタイミング

野村証券は「IPOに当選し株を購入する時」です。

 

当選または補欠当選すれば入金、という流れなので資金が少ない方でも申し込みと抽選が可能という事になります。

 

野村証券にてIPOを取扱う場合には、全てに申し込みしてみるのも良いでしょう。

マネックス証券の入金のタイミング

マネックス証券は店舗がないので100%ネット抽選になります。

 

入金のタイミングは「IPOに申し込む時」で、1人100株までしか購入ができない点はSMBC日興証券と同じです。

 

資金の拘束は申込み時に発生するので、複数申し込む場合には多額の資金が必要となる可能性がありますのでご注意下さい。

東海東京証券の入金のタイミング

東海東京証券は、近年IPOの取扱いが増えてきている証券会社です。

 

東海東京証券の入金のタイミングは「IPOに申し込む時」で、申込み時は買付余力のチェックのみで、実際に資金が拘束されるのは抽選日となります。

 

つまり、東海東京証券では複数の申込みが可能です。

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まとめ

今回ご紹介させて頂いた、IPOに参加する際の入金のタイミングについて、実際に残高不足で申込みが無効になった経験がある方も多いでしょう。

 

IPOに1社のみ参加するのであればスケジュール管理は簡単になりますが、色んな証券会社に複数の申込みとなると、証券会社ごとの口座管理も難しくなってしまいます。

 

せっかく資金が用意できたのに、入金のタイミングを間違えてしまうと当選する確率も下がってしまいます

 

主に3パターンに分けられる入金のタイミング、しっかり覚えておきましょう。

 

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