株主優待

株主優待の桐谷さんから学ぶ、銘柄選定から購入までの優待テクを公開!

 

今回は、人気バラエティ番組「月曜から夜ふかし」でも知られる桐谷広人さんについて見ていきます。

株主優待生活を送っている桐谷さんは、そのキャラクター性が余りにも強過ぎることから、投資家としても超一流であることはあまり知られていません。

 

桐谷さんは株式投資で3億円の資産を形成した超一流の投資家であり、30年以上の経験に裏付けされた投資理論や投資手法は、多くの投資家にとっても参考になる点があります。

桐谷さんの投資手法を学び、株主優待投資を実践していきましょう!

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桐谷広人さんってどんな人?

桐谷広人さんが株主優待生活をするまでの経緯について見ていきましょう。

プロ棋士をしながら株で1億円儲ける

桐谷広人さんは、株主優待投資をして暮らしていることで知られる元プロ棋士の投資家です。

25歳のときにプロ棋士となり、2007年3月31日に57歳でプロ棋士を引退しています。

 

桐谷さんが株式投資に出会ったのは29歳のとき、将棋講師として証券会社に出向いたことがきっかけです。

このときに、親切にお茶を運んできてくれた女性従業員の方々に「なにか良いカッコをしたいなぁ…」と思うようになったことが、株を買ってみるきっかけになったと言います。

 

その後、独学で株式投資を学び始め、バブルも手伝って「株で1億円儲けた男」として紹介されるまでになりました。

プロ棋士を引退する直前の2006年には、400銘柄保有し、総資産額は3億円に達しています。

バブル崩壊!大損を機に株主優待狙いにシフト

桐谷さんがプロ棋士を引退した直後から、サププライムローン問題が発生し、世界中のマーケットに暗雲が立ち込めます。

 

そして2008年9月、リーマンブラザーズが経営破綻。

「リーマンショック」となり、世界中の株式市場が大暴落するに至りました。

 

リーマンショックによって桐谷さんの資産も大打撃を受け、総資産額は絶頂期の3億円から5,000万円にまで目減りしてしまいます。

このときに桐谷さんを救ったのが株主優待銘柄と配当金でした。

 

現金を使わずに株主優待品を使い、家賃や光熱費・通信費を配当金で賄う生活によって、桐谷さんは破産を免れました。

株主優待のメリットを身をもって体験したことがきっかけとなり、リーマンショック以降は株主優待・配当金を重視する投資戦略に切り替えることになります。

 

そして、2013年から人気バラエティ番組「月曜から夜ふかし」で「株主優待で暮らす桐谷さんシリーズ」が純レギュラー化したことで大ブレイク。

同時に株価も回復してきたことから、一時は5,000万円にまで減った桐谷さんの総資産は3億円前後にまで戻したのです。

 

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  • 桐谷広人さんは人気バラエティ番組「月曜から夜ふかし」で知られる投資家
  • 桐谷さんは株主優待と配当金を重視した投資をしており、生活のほとんどは株主優待で賄っている
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割安株を探せ!株主優待生活を始めよう

気になる桐谷広人さんの投資手法を抑えておきましょう。

購入は利回り4%を目安に

桐谷さんの投資基準はいたってシンプルで、「配当利回り+株主優待利回りの合計が4%以上の割安株」を買うというものです。

 

ここでおさえておきたいのは、「配当利回り・優待利回りが高い」ということは、その株はイコール割安株である場合が多いということ。

これは、配当利回りの計算式は「1株当たり配当金÷株価」、優待利回りの計算式は「優待品の実質価値÷株価」であることからも明らかです。

利回りの計算式は分母に株価が入るため、株価が安ければ安いほど利回りはよくなります。

 

また、高配当株などでは株価が下がると利回りが高くなるため、株価が下落すると投資家から買いが入り、株価の下落を抑える効果があると期待されます。

つまり、長期投資において「配当利回り・優待利回りが高い割安株」を買うというのは、非常に理にかなった方法であると言えます。

購入のタイミングと取得単位

「配当利回り+株主優待利回りの合計が4%以上」の銘柄はいくつか見つけられますが、問題は「割安株として買うタイミング」をどのように判断するのか。

桐谷さんはズバリ、「年初来安値を更新している銘柄を割安株と判断する」と言います。

 

具体的には、「年初来安値を更新した場合に、配当利回り+株主優待利回りの合計が4%以上」になる銘柄に指値注文を入れておいて安値で買うということです。

また、取得単位についても注意が必要であると桐谷さんは言います。

 

配当金の場合は1株当たりに対して発生するため、取得単位が何株であろうと配当利回りは変わりません。

しかし、株主優待の場合は取得株数によって異なります。

 

例えば、【9861】吉野家ホールディングスの場合は、100株保有していれば3,000円分のサービス券が貰えますが、その10倍の1,000株保有しても6,000円分のサービス券しか貰えません。

つまり、吉野家の場合は、最低単位100株を保有したときに優待利回りが最大化されるというわけです。

 

最低単位を取得したときに優待利回りが最大化される銘柄は多く、桐谷さんも多くの銘柄は最低単位しか買わないそうです。

 

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  • 桐谷さんの投資基準は「配当利回り+株主優待利回りの合計が4%以上の割安株」
  • 優待利回りを最大化するため単位株を買うことがポイント
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桐谷さんオススメ株主優待銘柄3選!

桐谷さんオススメの「配当利回り+株主優待利回りの合計が4%以上」に当てはまる株主優待銘柄を見ていきましょう。

【8267】イオン

株価 2,315円
配当利回り 1.47%
株主優待内容 イオンでの買い物代金がキャッシュバックされるイオンオーナーズカード
※100株:3%キャッシュバック、500株:4%キャッシュバック、1,000株:5%キャッシュバック、3,000株以上:7%キャッシュバック
優待利回り 3.00%(100株保有時)
配当利回り+優待利回り 4.47%
最低投資金額 231,500円
コメント ディフェンシブ銘柄でありかつ優待利回りに優れているイオンは、イオンユーザーなら絶対に外せない株主優待銘柄です。

※2019年3月15日終値で算出

【3197】すかいらーくホールディングス

株価 1,758円
配当利回り 1.08%
株主優待内容 「ガスト」「ジョナサン」「バーミヤン」などで使える優待カード
※100株:6,000円相当、300株:20,000円相当、500株:33,000円相当、1000株以上:69,000円相当(いずれも年2回合計)
優待利回り 3.92%(1,000株保有時)、3.41%(100株保有時)
配当利回り+優待利回り 5.00%
最低投資金額 175,800円
コメント すかいらーくは桐谷さんお気に入りの株主優待として知られており、テレビ番組でも株主優待券を使ってレストランで食事しているシーンが放映されています。

※2019年3月15日終値で算出

【7412】アトム

株価 1,035円
配当利回り 0.19%
株主優待内容 「牛角」「かっぱ寿司」「しゃぶしゃぶ温野菜」などで使える優待ポイント
※100株:4,000円相当、500株:20,000円相当、1,000株以上:40,000円相当(いずれも年2回合計)
優待利回り 3.86%(100株、500株、1,000株保有時)
配当利回り+優待利回り 4.05%
最低投資金額 103,500円
コメント すかいらーくと並ぶ桐谷さんお気に入りの株主優待です。東証銘柄の中でも随一の優待利回りの高さが人気の銘柄です。

※2019年3月15日終値で算出

 

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まとめ

テレビに出演している桐谷広人さんを見ると、その個性的なキャラクターから投資家としての印象は感じられません。

しかし、桐谷さんは株式投資で3億円の資産を形成した超一流の投資家です。

 

桐谷広人さんから個人投資家が学べることとしては、節制を基本とした生活スタイルにあります。

リーマンショック直後に桐谷さんが破産から免れたのは、この生活スタイルが大きなポイントです。

 

桐谷さんの今後の活躍に期待するとともに、株主優待銘柄の動向はチェックしておきましょう。

 

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