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皆さんは株式投資の手法である「スキャルピング取引」についてご存知でしょうか。
短期売買の手法として多くの方に知られているデイトレードよりも、より短い期間で取引する手法がスキャルピングです。
今回は、スキャルピング取引で有効となる手法や最適な銘柄など、実際の取引にすぐ使える知識から注意点まで解説していきます。
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スキャルピングを学ぼう
スキャルピングについての基礎知識と、相性の良い銘柄の特徴など見ていきましょう。
スキャルピングとは?
まず初めに「スキャルピング」という聞きなれない言葉ですが、元々の意味は「頭の皮を薄く剥ぐ」という意味を指すようです。
そこから、短期間かつ小さな範囲で高頻度な売買することを指すようになりました。
そのためスキャルピングは、似た取引手法のデイトレードと比べてもより高い頻度で売買を繰り返し、小さな利益をとっていくという点で線引きが引かれています。
デイトレードですと「1日3回~5回」のトレードで、5分足の動きを参考に取引していきます。
一方、スキャルピングの場合は「1日100回以上」の取引をすることが一般的です。
数年でも抜ければ良いというくらい細かい取引を重ねます。
非常に薄利ではあるものの取引頻度を重ねる取引のため、信用取引などで高いレバレッジを掛けた取引を行っている方が大半です。
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スキャルピングに適した銘柄は?
スキャルピングを行う際には適した銘柄と適さない銘柄があります。
通常、スキャルピングを行うためには、「規模」と「流動性」、そして「人気度」に着目する必要があります。
規模については、時価総額が500億円以上の銘柄でないとスキャルピングは難しいでしょう。
スキャルピングの場合、高頻度で売買するため取引所で頻繁に売買されている銘柄でないといけません。
これは次の流動性とも関係しますが、時価総額が小さすぎる銘柄では、取引自体が少ないため日に何度も売買できません。
時価総額が大きくても取引回数が少ない銘柄では取引自体を行うことが難しいです・
そのためスキャルピングを行う際には売買出来高ランキングの上位100銘柄が向きます。
また「人気度」については、流動性や規模とは多少矛盾する部分もありますが、大きなニュースが出た関係で、時価総額が小さい銘柄でもしばらくの間出来高ができることがあります。
このような人気度が高い銘柄はスキャルピングにうってつけです。
特にIPOの上場まもない銘柄であれば、人気度から出来高が多くなる傾向があるため、スキャルピング向きであると言えます。
ネット証券大手の松井証券では、デイトレ適性ランキングというものがあり、デイトレードとスキャルピングに向く銘柄のランキングを掲示しています。
初心者の方はランキングを参考にするのも一つでしょう。
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- スキャルピングは一日に何十もの取引をするくらい薄利・高頻度な取引
- 人気があり流動性が高く、規模(時価総額500億円以上)の大きい銘柄がスキャルピング取引の対象に好ましい
スキャルピングのメリット・デメリット
スキャルピングのメリット・デメリットを把握しておきましょう。
スキャルピングのメリット
スキャルピングを行うメリットは3つあります。
短期勝負が可能
スキャルピングは、短ければ数秒で取引を完結することもあるほどの超短期売買です。
通常の株式投資の場合は、業績や株のテクニカル指標を分析するため、市場動向を丹念に注目していなければなりません。
一方、スキャルピングの場合は見ている時間だけで取引を完結させるため、時間がない方でも投資をしやすいというメリットがあります。
短期勝負を希望している方には、取引の手軽さから取り組みやすいという点もメリットです。
リスクヘッジが可能
株式市場は世界の動向を含めて刻々と変化します。
個別銘柄でみると、業績が良くても市況の影響で株が下落することもあり、購入前とのギャップが生まれやすいところがあります。
スキャルピングの場合、超短期で取引する点と信用取引を使われる方が多い点から、市況に合わせた取引ができ、間違ったらすぐ下りることができるメリットがあります。
信用取引では売りから入ることもできるため、既に保有している銘柄のヘッジとして空売りを行い、損失の穴埋めに利用することも可能です。
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投資効率の高さ
短期で成果を目指すスキャルピングですので、取引の時間に対して利益が上がった際には高い利回りを示します。
必ず勝てるとは言えませんが、投資効率が高い取引方法でしょう。
スキャルピングのデメリット
スキャルピングにはデメリットもあります。
初期投資が必要
スキャルピングの場合、短時間で判断を行う必要があるため、それに伴う投資ツールの準備や機器の整備が必要になります。
投資ツールでは1分足まで見ることができる詳細チャート機能付きシステムが有料の場合は利用する方が投資効果が高まります。
また、パソコンのモニターを数台設置することで、情報判断できる術が増えるためそれに伴う初期投資が必要になる場合があります。
通常の株式投資よりも費用が掛かる点はデメリットと言えます。
瞬時の判断力が必要
スキャルピングを行う際に一番重要なのが「判断力」です。
1円1銭のレベルで取引していくので、判断が遅れてしまっては話になりません。
そのため素早い判断力を意識しなければならない点では、他の投資手法よりも精神面で負担がかかるというデメリットを生じる恐れがあります。
機関投資家に左右されやすい
年金の運用や証券会社、運用会社を指す機関投資家は、多くの投資家から集めた資金を基に投資を行っていきます。
そのため莫大な資金力を持っています。
一方、個人投資家の資金は機関投資家の資金量に比べても見劣りするため、機関投資家に歯向かっていくことが良策ではありません。
そのため、機関投資家の動向を読み取る術が必要となります。
- 短期間で成果をあげられる投資効率の良さは大きなメリット
- 集中力・瞬時の判断力などが求められるため精神面で負担が大きい
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スキャルピングで実際に有効なトレード手法
スキャルピング取引における有効なトレード手法をご紹介します。
順張りでブレイク狙い
上がっている株を買って利益を狙う順張り投資で、スキャルピングを活用します。
狙いは「ブレイク」です。
ブレイク狙いとは、「新高値」を貯めそうとしている銘柄に投資すること。
新高値を取りに行く銘柄は、業績や今後の展望に期待されていることが大半なため、前回の高値を超えるとさらに上のステージに入る可能性があります。
そこでスキャルピングを活用し、ブレイク前に投資してブレイク後に売却します。
仮にブレイクしなければ、早々に損を確定することで最小限の損失にとどめる形をとります。
デイトレードの場合は逆張りをされる方が多いですが、スキャルピングの場合は順張りでも十分に勝率は高いと言えるでしょう。
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逆張りでオーバーシュート狙い
逆張りでスキャルピングを活用する場合は、「オーバーシュート狙い」が一番効果が高いです。
オーバーシュートとは行き過ぎた変動を指しており、異常なほど下落(上昇)した場合に、それぞれ限度を予想し指値を出して対応を行います。
その後、反転した際の指値も取引成立後発注し、さやを取りに行くという形でスキャルピングを活用します。
この取引の場合、指値にかからない可能性があるというデメリットがありますが、予想通りに動けば高い投資効果を得られます。
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スキャルピングで効率よく稼ぐコツを掴もう!
効率よくスキャルピングを取り組むために、稼ぐコツをご紹介します。
スキャルピングに適した時間帯
スキャルピングは取引が活発な時間帯が望ましいです。
一般的には、寄り付き、前場引け直前、後場寄り、大引け直前の取引が集中する時間帯が取引しやすいです。
その他銘柄によって取引されやすい時間帯がありますが、できる限り参加者が多くなる時間帯を選びましょう。
利確と損切りのタイミングを決める
スキャルピングを行う際に最も重要なのは「決断力」です。
「まだ上がるかな」「もう下がるかな」という思いを持ち続けてスキャルピングをしてはいけません。
判断材料が変わってしまうからです。
そのため予め自身の中でルールを決める必要があります。
取引をする前に、利益確定と損切するラインや幅を決めて、ルールに則って取引することが成功への近道です。
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まとめ
スキャルピング取引は非常に高度な取引方法のため、投資初心者には向きません。
ただし、正しい理解もって取り組むことでより精度は高まります。
スキャルピング取引においてはレバレッジを掛けることによる損失リスクがあるため、事前にリスクを正しく理解して取り組むことが大切です。
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