株主優待

株主優待の始め方は簡単!仕組みやもらい方までの必要知識を解説

「株主優待を始めたいけど、株初心者だからやり方がわからない・・・」

 

今や株主優待は投資の醍醐味とも言え、優待のために株式取引を行う個人投資家も増えています。

 

しかしこれから始める方にとって株は未知の領域であり、難しく感じる方も多いでしょう。

 

そこで今回は株主優待の始め方、もらい方に焦点を絞り、初心者の方でも分かるよう分かりやすく解説していきます。

 

株主優待は難しくありません。

まずは基本的な知識から学んで、優待ライフをエンジョイしましょう!

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株主優待は何がもらえる?どんな種類があるの?

株主優待は企業により特色があり、もらえる商品は以下のように多岐にわたります。

  • 金券・商品券
  • 食品・飲料水
  • 日用品
  • カタログギフト
  • 自社詰め合わせ商品

 

実際にこのようなものが届きます

 

好きな会社や応援したい企業から、贈り物として自社製品などが送られて来たら嬉しいですよね!

 

このように投資した会社により様々な株主優待をもらうことができます。

 

ではどうしたら株主優待がもらえるのでしょうか?

 

【ここだけチェック!】
  • 金券や物品など企業ごとに様々な種類の優待が存在する
  • 株主優待には基本税金がかからない
    (年間20万円分相当の優待になると雑所得として確定申告が必要になる場合も
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株主優待をもらうために知っておくべき3つの知識

目当ての優待をゲットするには、企業が発行している株を買い、株主になる必要があります。

 

株を買うには、まずネット証券に口座を作成する必要がありますが、こちらは後ほど詳しく説明します。

 

まずは株の最低限必要な基礎知識から勉強していきましょう。

 

ここでは以下の3つについて解説しています
  • 単元株について
  • 保有する株数について
  • 権利付き最終日について

 

一つずつ解説していきます。

 

株には単元と呼ばれる最低購入数がある

単元とは「うちの株価1,000円だけど100株ずつでしか買えないよ!」

というものです。

この場合、最低投資金10万円が必要ということになります。

 

つまり150株や980株のように、中途半端な数では購入出来ません。

 

中には1,000株単位のケースもあるので、割安だと思っていたら1,000株だった。と思わぬミスにならないよう、購入する時は単元に気をつけましょう。

 

単元株の確認方法

一番わかりやすく有名な確認方法は、Yahoo!ファイナンスです。

 

ヤフーファイナンスに行ったら気になる企業名を入力しましょう。

 

次に「株主優待」の項目をクリックします。

【8267】イオンの場合

 

クリック後のページで単元が確認できます。

イオンの単元株は100株とわかりました。

また現在の株価は2249円です。

 

イオンの最低売買金額は

100×2249 = 224,900円

となります。

(※2018年8月2日現在)

 

保有する株数や期間にも指定がある

株主優待をゲットするには、企業が定める条件をクリアする必要があります。

 

「100株以上の株を取得してる方に、自社製品の詰め合わせを進呈します。」

といった条件です。

 

こちらも企業により条件が異なります。

 

条件の確認方法

こちらに関しても、株主優待のページに記載されています。

先程と同様、「株主優待」の項目をクリックしましょう。

Yahoo!ファイナンスへ

クリック後、先程単元を確認したページの下の方にこのような項目があります。

イオンでは100株以上持っていれば優待が取得できることがわかります。

 

また<長期保有優待特典>という項目に注目して下さい。

1000株以上を3年以上継続保有でイオンギフトカードも進呈されることがわかります。

 

ただ、株主優待を取得するにはもう一つ条件があります。

「権利付き最終日までに株を取得しておく必要がある」です。

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権利付き最終日について

優待をもらうには「権利付き最終日」に株主でいなければなりません。

 

企業には「株主名簿」というものがあり、ここに株主として自分の名前が載ることが必要なのです。

 

株主名簿に自分の名前が載るためには「権利付き最終日」までに株を取得しておくことで、その3営業日後の「権利確定日」に名前が載ります。

 

分かりづらいですよね。

図解で説明します。

権利確定日が株主名簿に名前が載る日です。

名前が載るためには、その3営業日前に株主になっている必要があります。

 

3営業日前が権利付き最終日であり、その日の15時まで株を持っていれば優待ゲットです!

※株式市場は9:00~15:00までが営業時間のため、営業終了まで持っている必要がある

 

ちなみに権利付き最終日の翌日を権利落ち日といいます。

 

ただ、土日、祝日を挟む場合は少し変わります。

 

土日、祝日を挟む場合

土曜、日曜、祝日はお休みのため営業日としてカウントされません。

そのため土日祝を挟む場合は権利付き最終日がズレるので注意しましょう。

 

またお気づきの通り、権利付き最終日のみ株を取得し、翌日に売ってしまっても優待がもらえます。

 

権利付き最終日の確認方法

権利付き最終日は企業によってバラバラです。

権利付き最終日の確認方法を解説します。

 

先程と同様、yahooファイナンスにて「株主優待」ページに行きます。

クリック後、こちらで確認可能

イオンでは2月末日と8月末日が権利確定月のようです。

 

2018年の場合、イオンの株主優待をゲットするには?

 

イオンの株主優待取得条件
  • 権利付き最終日までに100株以上取得しておくこと
  • 権利確定日は2月末と8月末の年2回

 

つまり、、、

 

2月末日 = 2月28日(水)が権利確定日になります。

その3営業日前が権利付き最終日なので、2月23日(金)までに100株以上取得で優待+配当金ゲット!

 

8月末日 = 8月31日(金)が権利確定日になります。

その3営業日前が権利付き最終日なので、8月28日(火)までに100株以上取得で優待+配当金ゲット!

 

ちなみにイオンの株主優待はイオンで使ったお金をキャッシュバックしてくれる内容で、とても人気がある企業となっています。

 

▼気になる方はこちらを参照

【業界最強】イオンの株主優待は超便利!取得手順や使い方も徹底解説!

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株主優待の取得条件まとめ

  • 1.企業が定める取得株数などの条件を満たす
  • 2.条件を満たした状態で「権利付き最終日」をむかえる

 

この2つの条件を満たせば、無事に株主優待をもらうことが可能というわけです。

 

優待内容、取得株数、権利確定日については全てヤフーファイナンスでカンタンに確認可能です。

 

気になる企業はドンドン調べてみましょう!

 

また権利付き最終日の一覧表を用意しました。

こちらでまとめて確認出来ますのでご活用下さい。

 

【ここだけチェック!】
  • 株の単元には注意しよう
  • 優待取得株数も企業によって様々
  • 権利付き最終日だけ株主になってもOK
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さっそく始めよう!まずは証券口座を開設

気になる企業は見つかりましたでしょうか?

ここから、証券口座の開設方法をご説明します。

 

株式取引を始めるには、「証券口座」が必要になります。

 

今はネット証券と呼ばれる手軽に開設出来る口座が多くあり、欲しい株もアプリで手軽に購入出来たりします。

 

口座開設は無料で維持費なども無料です。

作成にあたりデメリットはありませんので、気軽に作成していきましょう。

 

では準備物など、具体的な解説に入ります。

 

口座開設にはマイナンバーの取得が必要

2016年にマイナンバー提出が全証券会社に義務化されました。

そのため口座を開設する際「マイナンバー」が必要になります。

 

マイナンバーが始まって2年ほど経ちますが、「通知書、どこに行ったかな」など、無くしてしまった方もいるでしょうか。

 

今お手元にない方は、今後マイナンバーはいろいろな場面で必要になりますので、この際役所で再発行しましょう!

 

ちなみに、「マイナンバーカード」を作成しなくても通知書があれば証券口座は開設出来ます。

 

ただ、通知書の発行には1ヶ月ほどかかる場合があるので、役所に問い合わせてみましょう。

 

▼参考サイト
【マイナンバーカード(個人番号カード)申請方法】

 

ネット証券口座を選ぼう

無事マイナンバーを手に入れたら、次にネット証券口座を選んで開設します。

銀行にみずほや三井住友があるようにネット証券口座もたくさんの会社があります。

 

たくさんの証券がありますが、

株主優待狙いの場合「SBI証券」か「楽天証券」がイチオシです。

 

SBI証券と楽天証券がおすすめの理由

理由は2点あります。

  • 手数料の安さ
  • 操作性などのわかりやすさ

 

株式取引は「株を買う時」、「株を売る時」両方に手数料がかかってしまいます。

余計なお金を使わないためにも手数料の安さは重要です。

 

「SBI証券」と「楽天証券」はともに20万円までの取引で、手数料はわずか105円(税込113円)で、売り買いの往復で税込み226円となります。

 

また操作性のわかりやすさ、サポートの充実度も重要です。

初めて株をやる場合など、分かりづらさはストレスの元となります。

 

SBI証券と楽天証券はこの2点において他証券会社より優れているため大変オススメの証券会社となります。

 

▼詳しい詳細は下記にまとめてあります。

【ネット証券最大手のSBI証券の人気の理由とは?特徴や強みを徹底解説します!】

【ネット証券大手の楽天証券の魅力とは?特徴や強み、お得なサービスを紹介!】

 

この2社ならあとはもう好みの問題になりますので、両方開設してしまい好きな方を使用するのもいいですね。

 

▼こちらの記事もご参考下さい
株主優待に最適なネット証券の選び方とおすすめ証券会社を紹介します

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一般口座と特定口座の違い

証券口座も選択し開設の申し込みとなった時、最初につまずくことがあります。

 

一般口座にしますか?それとも特定口座にしますか?」と、口座の種類を選ばなければなりません。

 

株取引には、年間20万円以上の利益が出たら下記の税金を納める必要があります。

 

【所得税1.5%+復興特別所得税0.315%+住民税5%=20.315%の税金】

つまり、利益の約2割を納税することが義務付けられています。

 

この納税を、一般口座であれば1年に1度自分で確定申告することに対し、特定口座(源泉徴収あり)は証券会社が自動的に利益から税金分を引いてくれるのです。

 

株を初めてやる方なら特定口座(源泉徴収あり)で開設しましょう。

圧倒的に管理がラクですのでおすすめです。

 

後々変更可能ですので、稼げるようになった段階で変更するのがいいでしょう。

 

▼関連記事
証券会社で「源泉徴収ありの特定口座」を選ぶメリットとデメリット

 

 

【ここだけチェック!】
  • 証券口座開設にはマイナンバー提出が必須
  • 特定口座と一般口座で悩んだら、確定申告不要の特定口座(源泉徴収あり)で
  • 証券口座は手数料のやすさや使いやすさで選べば問題ない
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株主優待で準備する投資金は?

無事、証券口座を開き、投資デビューを行う際気になるのが投資金額ではないでしょうか。

 

株のイメージって何百万円というイメージが強いので、資金面で躊躇してしまうかもしれません。

 

確かに、株主優待を貰うのに100万以上資金が必要な銘柄もあります。

 

例えばディズニーランドで有名なオリエンタルランドですが、2018年8月末時点で1株あたり12,130円になります。

 

ディズニーランドの優待入場券が貰えるには、100株購入する必要があるので、1,213,000円必要になります。

 

これは少し割高な例ですが、優待株人気ランキング上位のビックカメラは、2018年8月末時点で1株1,600円ほどですので、優待を貰える100株の必要資金は160,000円です。

 

欲しい株の株価で投資金は変わってきますが、中には10万円以下、もっとお得な優待株だと5万円以下になるものもあります。

 

資金は多いに越したことはないですが、手元にあるお金を守りつつ、余裕資金で賢く行いましょう。

 

【ここだけチェック!】
  • 優待株には100万円を超えるものから10万円を切るものまである
  • 利回りと実用性で銘柄を決めよう
  • 株式取引は不急の余裕資金で行おう
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株主優待の受け取り方

権利付き最終日に株主でいて無事権利をとっても、優待はすぐに貰えるわけではありません。

 

権利確定日(権利付き最終日から3営業日後)から約2~3ヶ月後に自動的に自宅に届くことが一般的です。

 

もし物品であれば宅配便で送られるので、気長に優待の到着を待ちましょう。

 

また、株主になると、「株主総会」という株主様限定の会議にも参加出来ます。

 

総会では業績や今後の見通しなども伺えます。

 

中にはお土産を出す企業もあるので、せっかく株主になったのであれば総会への参加もいい経験になると思います。

 

株主総会に行けばお土産を頂ける場合もある

 

ただ、中にはお土産を提供していない企業もあるので注意しましょう。

 

【ここだけチェック!】
  • 権利確定日から優待到着まで2~3ヶ月かかる場合が一般的
  • 優待は自宅に届くので気長に待とう
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まとめ

始めて株式取引を行うにあたって、不安なことは多いと思います。

 

株式投資なので、元割れや暴落のリスクを先に考え躊躇してしまうかもしれません。

 

ですが優待で人気を得ている銘柄は、株価が下がっても買い支えが入ることが多いので、暴落などのリスクは格段に少なくなります。

 

超低金利時代の現代では、普通預金に今必要のないお金を眠らせておいても増えることはありません。

 

しかし株主優待なら節約にもなりますし、配当金も貰えます。

 

まだ証券口座を持ってない方は、口座開設までに時間がかかるので今のうちに「SBI証券」か「楽天証券」で口座開設をしておき、その間にさらなる勉強をしておくと効率的です。

 

企業にとっても私たちにとってもメリットもある株主優待、自分にあった優待を見つけて企業を応援してみては如何でしょうか。

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