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投資の世界では一つの資産を持つこともリスクだと言われています。
株式投資を行っている人は、投資の基本である分散投資の1つの選択肢として、外国株式の取引も始めてみてはいかがでしょうか?
日本の景気は先行き不透明なこともあり、最近では今後上昇が見込める外国への投資を始める人も増えています。
外国株と聞くと難しく考えてしまうかもしれませんが、仕組みとリスクをきちんと理解すれば、外国株式への投資に対するハードルが低くなるかもしれません。
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外国株の魅力とは
外国株と聞いて思い浮かぶ代表的なものは、アメリカ株です。
有名なアップルやグーグルはニューヨーク市場に上場していますね。
ニューヨークダウやナスダックといった代表的な指標はアメリカ国内だけでなく、世界の経済に影響します。
そのため、投資家たちは常にアメリカ市場の動きを注意して見ています。
特に今はアメリカの大統領の言動や景気指標で株価が大きく揺れることもあるので、ニューヨークダウの指標は注目の的です。
外国株には米国株の他に、中国株、豪州株、ブラジル株などいろいろな種類があります。
その魅力は株価が10倍にも20倍にもなる可能性がある銘柄が多く、今後の成長が見込めることです。
アメリカの通信販売大手のアマゾンは、1997年に上場した時は約2ドルだった株価が、2018年6月では約1700ドルに大化けしています。
21年間で850倍に成長しました。
日本株にも、一時的に株価が上がり10倍になる銘柄もたまに出てきますが、ほとんど長続きしません。
それはマーケットの大きさや日本企業のビジネス戦略が海外に比べ劣っているからです。
外国株に投資をすることは夢を買うことであり、最大の魅力と言えます。
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外国株に投資をすることのメリットは以下のメリットがあります。
メリット1:円資産以外に外貨を得ることができる
日本人は日本円を信頼しすぎる傾向にあり、外貨投資をあまり好みません。
しかし、グローバル化が進み、外国人や海外の企業が進出している今、円資産しか持っていないことは一種のリスクと言えます。
借金増大、少子化拡大、人口減少…日本が抱えている問題は多く、将来を考えた時に日本は大丈夫なのでしょうか。
国が破たんした場合、その国のお金は価値がなくなります。
日本が破たんすることは考えにくいですが、「もしも」のことを考えて外貨を持っておくことは最善のリスク回避方法だと思います。
メリット2:外国株は配当利回りが高い
配当利回りとは、株価に対してどれだけ配当金が支払われているかを示す指標です。
配当利回りが高いと投資金額に対してのリターンが多く得られます。
日経平均225銘柄の平均配当利回りは約1.7%です。
米国株には配当利回りが5~6%の銘柄が多くあり、株価も安定しています。
また飲料メーカーのコカ・コーラや家庭用品大手のP&Gは長年増配(配当を増やすこと)を続けており、持っているだけで配当金が支払われます。
日本の企業は業績が悪いとすぐに減配(配当を減らすこと)しますが、アメリカ企業は多少の業績不振では安易に減配をしません。
弱気な企業は投資家から嫌われ、アメリカ企業自体が減配を嫌うからです。
保有するだけで安定的な配当収入(インカムゲイン)が手に入ることは大きなメリットだと言えます。
メリット3:為替と株価の変動により、ダブルで利益が期待できる
国株を買うときには円高局面で購入することをおすすめします。
円安ドル高の流れになったときは、アメリカの景気が良くなったと判断されたときで株価も上昇しやすいからです。
1ドル=100円のとき
1,000円の株を買い、為替が円安(1ドル=110円)になり株価も1,200円に上昇して売ると、以下のようになります。
- 買い:1ドル=100円×株価1,000円=100,000円
- 売り:1ドル=110円×株価1,200円=132,000円
為替と株価でダブルで利益を上げることができます。
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外国株の3つのデメリット
反対にデメリットも存在します。
デメリット1:為替リスク
外貨で保有すると為替変動が利益を生む可能性があると同時に、損失を出してしまう可能性があります。
また、円で外貨を購入する際の為替手数料と、株の売買にかかる手数料が二重に発生することもあります。
そのためコストの面で考えると、外国株を購入する際は国内株に比べて手数料が割高になります。
デメリット2:リアルタイムでの購入が難しく、購入に手間取る
他国の株を買うので時差が生じ、国内株のようにリアルタイムで株を購入することが難しいです。
また、初めて外国株を購入する人は証券会社の窓口の人と相談しながら売買をすることをおすすめしますが、土日祝日は窓口が休みのため手続きが出来ないこともデメリットとしてあげられます。
デメリット3:取扱銘柄が限られる
外国株は特殊なため、証券会社によっては取扱銘柄が限られています。
有名企業であればだいたいの証券会社では購入ができますが、少しマニアックな銘柄や規模が小さい企業は取扱がない場合が多いです。
その企業の情報も細かいところまでチェックできない点も不安になってしまう点もデメリットと言えるでしょう。
>>【無料】ゼロから安定して稼ぎ続ける投資家育成講座をタダで学ぶ外国株投資が出来る証券会社はどこ?
現在、多くの証券会社で外国株の取引を行えますが、取扱銘柄の数や手数料の点でネット証券が強い状況です。
ここでは総合証券会社とネット証券会社の特徴を紹介したいと思います。
窓口のある総合証券
総合証券はやはり相談しながら銘柄を選定できるところが最大のメリットと言えるでしょう。
その点、手数料は割高になってしまいますが、安心して外国株を売買したい人におすすめです。
野村証券
業界No.1の野村は米国株140銘柄以上、中国株30銘柄以上を取り扱っています。
大手証券の強みでもあるレポートや海外企業情報の多さがウリです。
また、海外相場についても精通している営業マンが多いです。
大和証券
大和は米国株、中国株のほかに欧州13ヶ国、ブラジル・インドなどの新興国の株式も取り扱いがあります。
中国株についてはインターネットからの注文も可能です。
SMBC日興証券
三大証券の一つの日興は米国株が700銘柄以上、中国株450銘柄以上のほか、ドイツ株やオーストラリア株も購入することができます。
注文は電話か店頭窓口のみになりますが、相談しながら購入できるので安心感があります。
内藤証券
中国株のエキスパートといえば内藤証券です。
香港株、中国株はほぼすべて売買が可能で、国内の証券会社では群を抜いています。
ネット証券
ネット証券の強みは手数料の安さです。
ある程度、外国株の取引に慣れてきた人であればネット証券に移行することもアリかもしれません。
マネックス証券
米国株3300銘柄以上、中国株2000銘柄以上と米国株の取扱いが圧倒的に多いのがマネックス証券です。
手数料もキャンペーンで無料になったりするので、米国株中心で考えている人にはおすすめの証券会社です。
SBI証券
ネット証券最大手のSBIは米国株、中国株、韓国株、ロシア株、アセアン株(ベトナム、インドネシア、シンガポール、タイ、マレーシア)など取扱うラインナップが多いことが特徴です。
またネット証券ならではの自動買付やSBI銀行との連携した機能もあり、顧客満足度1位の理由も納得です。
楽天証券
楽天グループの一つの楽天証券は米国株1400銘柄以上、中国株900銘柄以上と他社と比べると取扱銘柄の面では弱く感じます。
しかし「MarketSpeed」という60万人が利用する人気の情報収集ツールが利用できます。
また売買手数料で楽天スーパーポイントが貯められます。
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まとめ
外国株は株価が何倍にもなったり、配当が毎年増えたりと夢を買う投資です。
その反面、情報が少なく、為替のリスクもあり、購入時には細心の注意を払う必要があります。
投資初心者には外国株はなかなか手を出しにくいジャンルかもしれません。
しかし、インターネットが発達した現代では自分で情報を探すことができますから、国内株以上に夢のある外国株を資産運用の一つとして候補に挙げてみてはいかがでしょうか。
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