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もし、あなたが自信のあるチャートパターンと、そうでない銘柄があるとすれば、どちらを購入するかは迷わないでしょう。
自信のあるトレードでは投資金を大きく強気で攻めるのが理想です。
ただし、一度に全てつぎ込むのではなく、上昇に合わせて徐々に買い増していく「ピラミッティング」という手法を用いることで効果的に利益を伸ばすことが可能となります。
大きく稼ぐには、この方法が必須だと言っても過言ではありません。
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ピラミッティングの具体的手法とメリット

何十倍にもなる急騰銘柄を狙い、トレンドを逃さない買い方でもあるピラミッティング手法は知識だけでもぜひ身に付けておきましょう。
増し玉は徐々に小さく積み重ねていく
ピラミッティングとは、保有銘柄がトレンドに乗って利益が出てきたところで買い増していく手法。
別名「乗せ商い」と言われることもあり、利に利を乗せていくイメージです。
値上がりする度に必ずしも買い増していくというわけではなく、その後もさらに上昇が見込める場合にだけ強気で追加していきます。
- ①初めのエントリーで800株購入
- ②その後も値上がりしたので500株買い増し
- ③その後も値上がりしたので400株買い増し
- ④その後も値上がりしたので300株買い増し
- ⑤その後も値上がりしたので200株買い増し
このような流れで、どのくらい値上がりしたらどれだけ買い増して行こうという一定の値幅を決めて、増し玉を積み重ねていきます。
追加購入する枚数は前回の購入より少ないことが一般的で、ピラミッドの形(三角形)をイメージして頂くとわかりやすいかもしれません。
ピラミッティングすることで、どのような効果が得られるのでしょうか。
ピラミッティングで得られる効果
上手くいけばこの手法は短期間で何十倍にもなる利益を狙うことが可能で、基本的にプラスの状況であるため強気に攻めることができます。
買い増していく株数は徐々減らしながら追加していきますので、平均約定単価を低く保ちつつ、株価が多少下落しても含み益でいられるポジション。
利益を最大限に伸ばしていくという考え方です。

しかし、これほど強気で買い増していくにはかなりの自信があるときです。
上昇トレンドでも株価は常に上がり続けているわけではなく、時にはまとまった売りで大きく下落する場面も出てきます。
株価が上下に波を描いていくなか、その「押し目」を拾うことでより効果的になります。
上昇相場が続いていた銘柄が急に鈍化し伸び悩んできたら、追加せずに少し様子を見てから判断しましょう。
好材料から再び上昇トレンドに乗ることもありますが、頭打ちの場合は素直にポジションを解消(利確)することです。
利確のラインを決めておく
ピラミッティングは短期トレードで重要となる損小利大の考え方に基いており、勝つときは大きな利益が得られますので非常に合理的です。
どこまで買い増しすればいいのか具体的な数値は状況によって変わりますが、前もって最終的な利確ラインは決めておかなければなりません。
この場合は倍率で考えるよりも、この枚数でストップというような「金額」で限度を決めると良いでしょう。
そうすれば、いくら値上がりしたらこの株数を追加しようと逆算できることで戦略も見えてきますし、利確の決断もしやすくなります。
そのラインを超えてさらに上昇する可能性も、もちろんあります。
しかし、目標達成したことは素晴らしい結果ですし、ご存知の通り投資は欲を張りすぎると失敗してしまいます。
決めたルール通り、すぐに利確してしまうという判断も大事です。
▼おすすめ記事
【株価チャートから計るエントリータイミング】
- さらに上昇が見込める場合にだけ強気で買い増していく
- 追加していく枚数は前回の購入より少なくすること
- 買い増していく金額に限度を決めて利確ラインを導き出す
活用する際の注意点とデメリットの確認

保有株が値上がりしたら通常は利確したくなりますが、このピラミッティング手法ではさらなる利益を求めて、すぐには売却しません。
しかし「まだ上昇するのか」という判断は非常に難しいものがあります。
上昇するほど下落の可能性は高まる
ピラミッティングに取り組む際は、初めの銘柄選びはもちろん急落した時に備えた損切りの徹底がとても重要となります。
銘柄選びと買い増しのタイミングは、チャートの形や感覚だけでなく常に様々な角度から分析し、下落を避けるために予想の精度を上げておきましょう。
当然ですが、上昇し続ける銘柄はありません。
ピラミッティングの生みの親であるウィリアム・ギャンは「相場が有利に働くほど、さらに有利になるチャンスは減っている」と言っています。
つまり、株価が上がるにつれ翌営業日に下げる可能性も高まっているのです。
株価が下がってきたとき売る目安として、「買い増した価格まで下がったら売る」という判断がわかりやすいでしょう。
逆指値注文を出しておくことで、急な下落にも対応できリスクを最小限に抑えることができます。
しかし、この場合は大きなチャンスを逃してしまうこともあります。
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売りポイントが浅いと急騰銘柄を逃してしまう
買い増した価格に下がったら売るという判断は、損失が一切出ないと考えることができますので、ほとんどリスクがありません。
ただ、本来のピラミッティング手法は利益を最大限まで引き出すことを目的としていますので、急騰する可能性を待つ意味があります。
つまり、売ることを多少こらえて、その後の回復とさらなる上昇に期待できるかの判断が求められます。
そのためプロレベルだと、急騰の可能性を引き出すために売りポイントを限りなく下に設定し、損切りまではいかなくても利益があまり残らないギリギリまで反発の可能性を待つこともあるのです。
この手法自体あくまでも『上級者向け』ですので、初心者の方はこれほどのリスクを取る必要はありませんし、むしろそちらの方がいい結果を生む場合もあります。
まずは上昇に合わせて利確ポイントも一緒に上げていく方法で、安全な戦略を取りながら買い増しをすることに慣れていくことか始めてみましょう。
積極的な投資のため資金力と適切な判断が必要
株式相場には『上げにつれ買い玉細くすべし』という格言があります。
まさしくピラミッティングを指す言葉で、株価が上昇するにつれて安定的な三角形が構築され、多少の下落でその土台は崩れません。
しかし、最初に多くのポジションを作る適切な判断を下すことは、かなり高度なテクニックが求められます。
大きな利益を狙うために資金を眠らせなければなりませんし、上昇に応じて買い増していく余剰資金を確保しておく必要もあります。
この手法のデメリットを挙げるとすれば「資金力が必要」という点でしょう。
枚数は減らしているもののどうしても株価が上がれば上がるほど平均約定単価は少なからず上がります。
そのため、いつでもピラミッティングを行っていいわけではなく、わかりやすいチャートパターンが出たときに限り実践してみましょう。
長期的な上昇が見込める企業の好材料や、金融政策を打ち出したときなど、ここぞという時に仕掛ける手法であることを忘れないようにすることです。
ピラミッティングが成功していれば、価格がかなり下の方で買えているはずですので実はリスクも高くありません。
資金力が必要な部分もありますが、余裕があるなら恐れずに進みましょう。
▼おすすめ記事
【自信があれば集中投資を!メリット・デメリットを解説】
- 株価が上がるにつれ翌営業日に下げる可能性は高まっている
- 下落時にはその後の回復とさらなる上昇に期待できるかの判断が必要
- 買い増していく余剰資金を確保しなければならない
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まとめ
ピラミッティングは攻めの投資ですが、利益が出ている状況からポジションを追加していきますので、大きな損失が出るリスクはかなり低いです。
成功してきた多くの投資家が、この方法で資産を倍増させてきました。
倍率の高い低位株で押し目を拾いつつピラミッティングを積み上げて行けば、小さなリクスで、成功した際は大きなリターンを得られるでしょう。
しかし、そのテクニックはやはり上級者向け。
相場が良く強気な投資ができる環境でなら、ピラミッティングに挑戦してみるのもありかもしれませんね。
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