投資信託

投資信託のインデックスファンドってどうなの?特徴と選ぶポイント

投資信託について調べる中でよく目にする、インデックスファンド。

なかには、稼ぐためならインデックスファンドが一番!ということを強調する情報サイトもあります。

 

インデックスファンドには、株式や為替、アクティブファンドにはない特徴があり、ポイントを押さえれば比較的稼ぎやすい反面、失敗する場合もあります。

 

今回は、インデックスファンドの特徴とメリットやデメリット、選ぶ際のポイントについて解説していきたいと思います。

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投資信託の1つインデックスファンドとは

どのような特徴や種類があるのか見ていきましょう。

インデックスファンドの特徴

インデックスファンドとは、基準価額が特定の市場平均指数(ベンチマーク)に連動することを目標として運用される投資信託を指します。

 

インデックスファンドはパッシブファンドと呼ばれることもあります。

どの市場平均指数をターゲットとするかは投資信託の商品ごとに異なります。

インデックスファンドの種類

市場にはさまざまなベンチマークがありますから、インデックスファンドにもさまざまな種類があります。

 

日本の株式市場の場合は、日経225(日経平均)やTOPIXに連動した商品があり、海外の株式市場ならば、ダウ平均指数やS&P500指数と連動した商品があげられます。

 

インデックスファンドがターゲットとするベンチマークは、株価だけではありません。

債券の場合は、国内公社債指数の「NOMURA-BPI総合指数」や、新興国国債指数の「JPモルガンGBI‐EMグローバル・ダイバーシファイド」などがあります。

 

また、不動産の場合は、「S&P グローバルREIT指数」や「S&P 先進国 REIT指数」などがあげられます。

値動きはベンチマークごとに大きく異なりますので、同じ期間中でも値上がりする投資信託もあれば、値下がりする投資信託もあります。

アクティブファンドとの違い

アクティブファンドは、ベンチマークを上回る運用成績を上げることが目標です。

相場が下降局面にある場合は損失をより少なく、上昇局面にある場合は利益をより多くすることを目指して、運用が行われます。

 

なかには、いかなる状況であっても利益をあげることを目指すアクティブファンドもあります。

一方でインデックスファンドは、ターゲットとするベンチマークと同じ値動きをする投資信託が、よい商品とされています。

 

例えば、TOPIXの指数が10%下落した場合は、基準価額も10%下落する商品がよい投資信託とされます。

従ってよいインデックスファンドは、必ずしも投資家への利益を目指すものではないことに注意が必要です。

 

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インデックスファンドのメリット

インデックスファンドはうまく使うとよい投資信託商品になりますから、商品選びの前に特徴を把握しておきましょう。

ベンチマークが上昇基調の場合は儲かる可能性が高い

ベンチマークが上昇基調にある場合は、インデックスファンドの基準価額もベンチマークと同じように上昇することが目標とされます。

 

例えば、TOPIXが10%上がればTOPIXをベンチマークとする投資信託も10%上昇するというわけです。

 

そのためベンチマークが上昇基調にある場合は、インデックスファンドを持っているだけで儲かる可能性が高いといえます。

手数料が安い

インデックスファンドはベンチマークにできるだけ近づける運用が求められるため、アクティブファンドよりも運用で工夫できる点が少なくなります。

そのため、手数料も安く設定されています。

 

なかでも購入手数料が無料の「ノーロード」が大変多くなっています。

 

またランニングコストの大きな部分を占める信託報酬も、大部分のインデックスファンドは1%未満となっています。

とりわけ信託報酬が0.5%未満のインデックスファンドも、多数商品化されていることが特徴です。

 

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インデックスファンドのデメリット

インデックスファンドには、特有のデメリットもあります。

あとで後悔しないためにも、購入前に必ずチェックしておきましょう。

ベンチマークが下降基調の場合は損する可能性が高い

先に説明した通り、インデックスファンドの良し悪しは、どれだけベンチマークに沿った値動きをするかが基準となります。

 

従って、ベンチマークが下降基調にある場合は、同じように値下がりするインデックスファンドが良いとされることに注意が必要です。

 

もしかすると「投資家に損をさせることが良いファンドなのか!」と怒る方もいるかもしれません。

しかし、良いインデックスファンドの基準は、ベンチマークの値動きと連動することを理解しておくことは大切です。

 

そのため、下降基調にあるベンチマークを対象としたインデックスファンドを購入すると、損失につながる可能性が高くなります。

相場の平均を大きく超える利益を得ることは難しい

インデックスファンドは、ベンチマークの値動きに従って基準価額も変動します。

ベンチマーク自体は相場の平均値ですから、極端に価格が変動しにくいものです。

 

従って、相場の平均となる利益を上げることは可能なものの、平均値を大きく超える利益を得ることは難しいという特徴もあります。

 

このためインデックスファンドでは「一発当てて大儲け」ということはしにくく、あくまでも長い期間をかけて資産を増やす、という目的に向いた商品となります。

 

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インデックスファンドを選ぶポイント

よいインデックスファンドを選ぶためには、押さえておきたいポイントがいくつかあります。

市場動向のチェック

インデックスファンドを選ぶにあたり、常に市場の動向をチェックしておくことは必須です。

 

なぜならインデックスファンドの基準価額は、ターゲットとするベンチマークに連動して上下するからです。

 

例えば、TOPIXが下落すればTOPIXをベンチマークとするインデックスファンドの基準価額も同様に下がります。

もしインデックスファンドで損をしたくなければ市場動向をチェックし、ベンチマークとする指数が下落基調となった段階で売却することが必要です。

運用成績のチェック

同じベンチマークを対象とするインデックスファンドどうしの運用成績は、ほぼ同じとなることが基本です。

 

しかし、運用会社ごとに手数料などが異なるため、運用成績にはある程度の違いがあります。

このため投資前には、運用成績もチェックしておきましょう。

 

同様のインデックスファンドよりも運用成績が悪い場合は、選択肢から外すことをおすすめします。

同じベンチマークの商品なら手数料の低い商品がおすすめ

インデックスファンドはベンチマークが同じであれば、手数料の額が運用成績に影響を及ぼします。

このため、手数料の少ない投資信託がおすすめです。

 

なかでも、以下の点を確認しておくとよいでしょう。

  • 購入時の手数料や信託財産留保額は、できれば0円であること
  • 信託報酬ができるだけ低いこと
  • 解約時の信託財産留保額は低額か、できれば0円であること

 

特に信託報酬はランニングコストとして、投資信託を持っている期間中ずっとかかる手数料となりますから、重点的にチェックすることが必要です。

 

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まとめ

インデックスファンドは、値動きがベンチマークになるべく忠実になることを目指すという点で、特徴的な投資信託といえます。

 

言い換えれば、ベンチマークの動きがわかれば基準価額の動きもわかりますから、日頃から相場のチェックを行い、適時に売買することが稼ぐためのコツ。

 

投資信託は商品の運用実績や手数料に目を向けがちであり、特に手数料が安いことは重要な選択ポイント。

しかし、インデックスファンドにおいては、ベンチマークの価格変動も注視することが大切です。

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