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今回は、株式投資で最も難しいテーマであろう『利益確定(利確、利食い)』について説明していきます。※以下、利確
欲望に目が眩んで利確のタイミングを逃してしまったり、目標の利確ポイントに達する前に不安を抑えきれず早めに利確してしまったりの経験は、誰しもあるはず。
この記事を読んで、あなたにも利確におけるマイルールを確立して欲しいと思います。
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利確ができない原因と対策
利確ができない原因とその対策について説明していきます。
利確できない人の特徴
利確を成功させるためにも、利確で失敗してしまう考え方や特徴について知っておきましょう。
「もっと利益が上がるはずだ!」と欲望に目が眩み利確する時期を逃す。
「早めに利確したい!」と焦って目標に達する前に利確してしまう。
負けが続くと「もっと利益が欲しい!」と感情にも負ける。
そもそも明確な利確のルールを持っておらず感情任せで利確している。
いずれも心理的な要因であることが分かります。
利確できない理由は心理面や感情面にあり、ここをうまくコントロールすることが株の利確で成功をする秘訣になります。
利確するために心理的余裕を持つ
上手に利確するためには、心理的な余裕を持つことです。
不相応に大きなポジションを持ってしまったり、分散投資せずに一つの銘柄に全資産を投じてしまったりすることが原因。
貪欲になり過ぎて利確の時期を逃してしまったり、焦りや不安から早過ぎる利確をしてしまうのは、大抵の場合リスク管理に問題があると言えます。
心理的に余裕を持つには、余裕のあるリスク管理をすること。
そもそも、心理的余裕を持てないほどのリスクを取ってしまう理由は何でしょう?株式投資を通して人生で何を実現したいのだろうか?
うまく利確をするためにも、まずは心理的余裕が持てるようなリスク管理を心掛けてみて下さい。
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利確のタイミングはマイルールで
株式投資において、利確は最も難しいとされています。
リスク管理が数学だとしたら、利食いは芸術であると言われるように、利確で100点満点を取ることはできません。
プロトレーダーであっても毎回高値で売り抜けるような完璧な利確はできませんが、だからこそ彼らはマイルールを確立しています。
アメリカの有名なトレーダーで、「オニールの相場師養成講座」や「オニールの成長株発掘法」などの著作で知られるウィリアム・J・オニール氏も推奨している利確のルールがあります。
それは、「損切り幅の3倍のところで利確する」というルールだ。
このルールに従うと、-2%で損切りするルールならば+6%で利確すればよくて、-200円で損切りするならば、+600円で利確するということ。
マイルールをお持ちでなければ、これだけの利確ルールを守るだけでも投資成績は大きく改善するはずです。
- 利確がうまくいかないとき、欲望や焦り、感情任せなど気持ちが乱れている場合が多い
- 心理的に余裕を持つということはリスク管理を徹底すること
- 利確におけるマイルールを設定すること(例:損切り幅の3倍のところで利確する)
利確後の動き
利確した後のことについても確認しておきましょう。
利益にかかる税金について再確認
基本的なことですが、株式投資で得た利益にはその額に関わらず20.315%の税金が発生します。
▼税金20.315%の内訳
- 所得税15%
- 住民税5%
- 復興特別所得税0.315%
「特定口座(源泉徴収あり)」を選択している場合は、利確した金額から20.315%が自動的に口座から引かれます。
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利確後にその株価が値上がりしたとき
利確後もグングンと値上がりし、悔しい思いをしたことはないでしょうか?
『頭と尻尾はくれてやれ』という相場格言は知っているはずです。
プロトレーダーであっても高値で売り抜けるような完璧な利確はできませんから、明確な利確のルールを設けて、淡々とそれに従う必要があります。
ルール通りの利確をしても、そこから更に10%、20%と急騰することはいくらでもありますが、完璧な利確はできない以上、ルールに従うことが利確で失敗しないための方法です。
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利確後は売買から離れるのもアリ
完璧な利確ができない以上、利確後の値動きを気にする必要はありません。
利確後の上昇を気にして追ってしまうと「まだイケる!」とか「次は取ってやろう」のような感情がこみ上げてきます。
そうなると、つぎ同じ場面が訪れたときにルールを破ってしまうことも考えられるでしょう。
利確後に再びエントリーする予定が無ければ、相場から離れて一旦リフレッシュすることも大事です。
『休むも相場』という格言があるように、焦ったり気持ちが入り込んでしまったときこそ、心身のコンディションを整えましょう。
株式投資はマラソンだと見据えて、心理的な余裕を持ってマーケットに向き合って欲しいと思います。
- 株式投資では利確した全ての金額に対して20.315%の税金が発生する
- プロトレーダ―でも完璧な利確は不可能。淡々と決めたルールに従うことが成功の秘訣
- 焦ったり調子がよくて浮かれたりすることが、利確を失敗してしまう原因になる
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株価の上下にどうしても気持ちが左右されてしまう場合
株価の値動きで感情が揺れ動いてしまう場合の対策について。
株主優待をメインとした株を保有する
人生をより充実させるために始めた株式投資なのに、株価の値動きに揺さぶられ、日常生活にまで支障をきたしてしまっては本末転倒。
感情の値動きに耐えられない場合は、値上がりによる利益よりも株主優待をメインとした投資に切り替えることをおすすめします。
ここでいくつか、初心者におすすめの株主優待銘柄をご紹介!
まず、【2702】日本マクドナルドホールディングス は、マクドナルドで使えるクーポンが6枚1セットで貰える株主優待銘柄を代表する人気優待銘柄です。
個人投資家に人気なのが【4661】オリエンタルランド。
株主優待で「東京ディズニーランド&ディズニーシー1日パスポート券」が貰えるため、子育て世帯にも人気の優待銘柄となっています。
実利的におすすめしたいのは【8267】イオンで、株主優待の内容は、イオンで買い物すると3~7%のキャッシュバックが受けられるというもの。
イオンユーザーなら必須の株主優待でしょう。
もうひとつ、優待利回りが大きい【7412】アトムもおすすめで、かっぱ寿司や牛角で使える2,000~20,000円相当のお食事券が貰える内容となっています。
配当金をメインとした株を保有する
株主優待ではなく、配当金をメインとした投資をするのも有効です。
配当銘柄を保有する場合は、値動きが小さいディフェンシブ銘柄かつ配当利回りが3%以上の銘柄を選ぶと良いでしょう。
配当利回りとは、「1株当たりあたりの配当金」を「株価」で割って求められる数字で、この値が高ければ高いほど良いということになります。
例えば、配当利回りが3%の銘柄を100万円分所有していると、年間3万円の配当金が貰えます。
配当金は各企業ごとに決められている権利付き最終日にその銘柄を保有していなければ貰えません。
また、配当利回りが高過ぎる銘柄は減配のリスクがあります。
おすすめの銘柄は、タバコ大手の【2914】JTで、配当利回りは5%を超えており値動きも小さいディフェンシブ銘柄であるため、絶好の高配当銘柄だ。
また、自動車メーカーの【7270】SUBARUも配当利回りは5%を超えており、おすすめです。
安定的に配当金を貰いたい場合は【4452】花王です。
花王の配当利回りは1.3%前後に過ぎませんが、花王は日本企業の中でトップとなる29年連続増配を達成しています。
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【【2019年版】株主優待と配当金、両方狙えるおすすめ銘柄15選】
- 値上がり益(キャピタルゲイン)ではなく優待・配当を対象に切り替えることも大事
- 配当利回りが高過ぎる銘柄は減配のリスクがあるので注意!
まとめ
うまく利確できないのは貪欲や焦りといった感情に振り回されるからであり、利確を成功させるには心理的余裕を持ったリスク管理をすることです。
プロトレーダ―であっても高値で売り抜けるような完璧な利確はできません。
彼らは大きな利益を狙うよりも、小さくても安定的な利益を積み重ねることで成功しており、そこにはマイルールが存在しています。
ウィリアム・J・オニール氏が推奨する「損切り幅の3倍のところで利確する」のように、ご自身の利確ルールを決め、それを実行することが成功への近道です。
迷ったら『休むも相場』に従い、心身のコンディションを整えましょう。
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