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「資産運用を始めたい」と思っても、どの証券会社を選べばよいかわからない人は多いのではないでしょうか。
これから資産運用を始めるなら、取引コストが安く、自分のペースで取引できるネット証券を利用するのがおすすめです。
ただし、ネット証券も会社によって特徴があるため、取扱商品やサービスを比較して、どのネット証券が有利なのかを理解しておくことが大切です。
そこで今回は、ネット証券6社(SBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券、ライブスター証券、GMOクリック証券)の手数料や取扱商品、サービスまでを徹底比較します。
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国内株式手数料
どのネット証券でも国内株式は取り扱っているため、国内株式の手数料比較はネット証券選びの参考になります。
まずは、国内株式の現物取引と信用取引の手数料を比較します。
手数料が1番安いのはライブスター証券
証券会社 | 1注文ごとの約定代金に対する手数料(税込) | ||||
---|---|---|---|---|---|
10万円 | 20万円 | 50万円 | 100万円 | 300万円 | |
SBI証券 | 97円 | 113円 | 270円 | 525円 | 994円 |
楽天証券 | 97円 | 113円 | 270円 | 525円 | 994円 |
マネックス証券 | 108円 | 194円 | 486円 | 1,080円 (成行) 1,620円 (指値) |
3,240円 (成行) 4,860円 (指値) |
松井証券 | – | – | – | – | – |
ライブスター証券 | 86円 | 104円 | 194円 | 367円 | 648円 |
GMOクリック証券 | 95円 | 105円 | 260円 | 470円 | 900円 |
上の表は、ネット証券6社の株式手数料(1注文ごと)の比較表ですが、松井証券は1注文ごとに手数料が決まるプランがないので、比較から除外しています。
全ての金額区分で最も手数料が安いのは、ライブスター証券です。
ライブスター証券は「みんなの株式 手数料部門」で5年連続1位を獲得するなど、手数料の安さにおいて外部機関からも高い評価を得ています。
ライブスター証券の次に安いのがGMOクリック証券で、すべての金額区分で2番目に安い手数料となっています。
1注文ごとの約定代金で手数料が決まるプランで選ぶなら、ライブスター証券とGMOクリック証券がおすすめです。
証券会社 | 1日の約定代金合計に対する手数料(税込) | ||||
---|---|---|---|---|---|
10万円 | 20万円 | 50万円 | 100万円 | 300万円 | |
SBI証券 | 0円 | 206円 | 463円 | 822円 | 1,686円 |
楽天証券 | 0円 | 206円 | 463円 | 926円 | 3,240円 |
マネックス証券 | 2,700円(約定代金300万円ごと) | ||||
松井証券 | 0円 | 324円 | 540円 | 864円 | 3,240円 |
ライブスター証券 | 432円 | 432円 | 432円 | 864円 | 1,512円 |
GMOクリック証券 | 230円 | 230円 | 430円 | 860円 | 1,660円 |
ネット証券の国内株式手数料(現物取引)は、1日の約定代金合計に対して手数料が決まるプランも用意されています。
1日の約定代金合計が10万円までなら、手数料0円で取引できるSBI証券、楽天証券、松井証券が有利です。
20万円まではSBI証券と楽天証券が有利ですが、50万円以上になると、金額区分によってはライブスター証券やGMOクリック証券が有利になります。
手数料プランの使い分けは、どちらを選べばよいかわからない場合は「1注文ごとに手数料が決まるプラン」を選ぶとよいでしょう。
また、1日の約定代金が10万円までなら、0円で取引できるネット証券で「1日の約定代金合計で手数料が決まるプラン」を選ぶのがおすすめです。
信用取引
証券会社 | 1注文ごとの約定代金に対する手数料(税込) | ||||
---|---|---|---|---|---|
10万円 | 20万円 | 50万円 | 100万円 | 300万円 | |
SBI証券 | 97円 | 145円 | 194円 | 378円 | 378円 |
楽天証券 | 97円 | 145円 | 194円 | 378円 | 378円 |
マネックス証券 | 102円 | 151円 | 205円 | 383円 | 1,080円 |
松井証券 | (0円) | (324円) | (540円) | (1,080円) | (3,240円) |
ライブスター証券 | 86円 | 86円 | 86円 | 86円 | 86円 |
GMOクリック証券 | 96円 | 140円 | 183円 | 259円 | 259円 |
上の表は、信用取引にかかる手数料(1注文ごと)の比較表ですが、松井証券のみ1日の約定代金合計に対する手数料を記載しています。
信用取引においても、全ての金額区分でライブスター証券の手数料が最も安くなっています。
少額の取引なら大きな差はありませんが、約定代金が大きくなるほど、ライブスター証券と他のネット証券との差は大きくなります。
さらに、ライブスター証券は、1注文の約定代金が300万円超なら、何度取引しても手数料0円で取引できます。
信用取引を安い手数料で取引したいなら、ライブスター証券を選ぶとよいでしょう。
ただし、松井証券には「一日信用取引」というサービスがあり、返済期限が当日のデイトレードなら、約定代金に関わらず手数料0円で取引可能です。
- 国内株式(現物取引・信用取引)の手数料が最も安いのはライブスター証券。
- 手数料プランの選択で迷ったら「1注文ごとに手数料が決まるプラン」を選んでおけば問題ない
IPO重視で選ぶならマネックス証券がオススメ
証券会社 | 2017年実績 | 抽選方法 |
SBI証券 | 85社 | 70%:口数比例抽選 30%:IPOチャレンジポイントに基づいて配分 |
楽天証券 | 7社 | 取引実績に応じたステージ制 (申込株数に応じて番号を付与して抽選) |
マネックス証券 | 54社 | 完全平等抽選 |
松井証券 | 14社 | 70%:完全公平抽選 30%:店頭割当 |
ライブスター証券 | 7社 | 完全平等抽選(前受金不要) |
GMOクリック証券 | 0社 | 完全平等抽選 |
IPO(新規株式公開)銘柄は、上場前に公募価格で購入でき、上場後に大きく値上がりする可能性が高いことから投資家に人気があります。
IPO銘柄を上場前に購入するには抽選に参加する必要があり、取扱銘柄数や抽選方法は証券会社によって異なります。
2017年の取扱実績が最も多いのがSBI証券の85社、次いでマネックス証券の54社です。松井証券も14社取り扱っています。
抽選方法はマネックス証券、ライブスター証券、GMOクリック証券の3社が完全平等抽選で、取引実績や申込株数に関係なく、申込者全員に当選のチャンスがあります。
ライブスター証券は、前受金なしで抽選申込ができるのもメリットです。
SBI証券は口数比例抽選で、申込口数(例:100株)ごとに番号を付して抽選を行うため、抽選資金が豊富な人が有利になります。
また、SBI証券には「IPOチャレンジポイント」という制度があり、抽選に外れてもポイントがもらえ(1回1ポイント)、そのポイントを使用して抽選に参加すれば、当選確率が上がります。
ただし、SBIチャレンジポイントを使って当選するには、かなりのポイント数(200ポイント~)が必要になるため、当選に必要なポイントを貯めるまでにかなり時間がかかります。
そのためIPOを重視するなら、完全平等抽選で取扱実績が多いマネックス証券がおすすめです。
- IPOを重視して証券会社を選ぶなら、完全平等抽選で取扱実績が多いマネックス証券がおすすめ
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投資信託で選ぶなら楽天証券とSBI証券
証券会社 | 取扱銘柄数 |
SBI証券 | 2,664本 |
楽天証券 | 2,630本 |
マネックス証券 | 1,140本 |
松井証券 | 529本 |
ライブスター証券 | 1本 |
GMOクリック証券 | 110本 |
投資信託は、投資家から集めた資金を使って運用会社が株式や債券などで運用を行い、運用益を投資家に還元する金融商品です。
少額から分散投資ができ、積立も利用できるので、リスクを抑えながら着実に資産を増やしたい人に適しています。
投資信託の取扱銘柄数は、SBI証券と楽天証券が2,600本超と豊富です。
またマネックス証券も1,100本以上取り扱っています。
松井証券は約500本でSBI証券や楽天証券にはかないませんが、取引コスト(信託報酬など)が安い銘柄を厳選しているのが特徴です。
ライブスター証券は1本しか取り扱いがありませんが、人気No.1の投資信託「ひふみプラス」が購入できます。
投資信託を重視してネット証券を選ぶなら、取扱銘柄数が豊富なSBI証券と楽天証券が候補になるでしょう。
- 投資信託を重視してネット証券を選ぶなら、取扱銘柄数が2,600本超と豊富なSBI証券と楽天証券が候補になる
外国株式
証券会社 | 外国株式の取扱内容 |
SBI証券 | 米国株、中国株、韓国株など計9か国 |
楽天証券 | 米国株、中国株、シンガポール株など計7か国 |
マネックス証券 | 米国株、中国株 |
松井証券 | なし |
ライブスター証券 | なし |
GMOクリック証券 | なし |
ネット証券では、米国株や中国株などの外国株式を取引することも可能です。
今回比較する6社のうち、SBI証券、楽天証券、マネックス証券の3社が外国株式を取り扱っています。
取扱国数は、SBI証券が最多の9か国、次いで楽天証券の7か国、そして、マネックス証券は米国と中国の2か国となっています。
新興国の株式に直接投資したい場合はSBI証券と楽天証券が有利です。
米国株が中心なら、3社とも特定口座に対応しており、手数料体系も同じなので大きな差はありません。
ただし、SBI証券は唯一「米国貸株サービス」を行っています。
米国貸株サービスは、国内株式の貸株サービスと同じように、保有中の米国株をSBI証券に貸し出して金利を受けることができます。
米国貸株サービスの対象は1,000銘柄以上で、中には貸株金利が年率1%を超える銘柄もあります。
貸株中でも配当金がもらえ、貸出中の米国株でも手続きなしでいつでも売却可能です。
外国株式へ投資をするなら、取扱国数が多く、米国貸株サービスのあるSBI証券がおすすめです。
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NISA
NISA(少額投資非課税制度)とは、投資の利益(売却益、配当金、分配金)にかかる税金が非課税になる制度です。
投資の利益には、通常20.315%の税金がかかりますが、NISA口座で売買した金融商品の利益には税金がかからないので、うまく運用できると手元に残る金額を増やすことができます。
NISAには、「一般NISA」と「つみたてNISA」があります。
一般NISAの非課税投資枠は年120万円まで、非課税期間は5年間で、国内株式のほか、投資信託、外国株式など投資対象が幅広いのが特徴です。
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ライブスター証券以外の5社は、一般NISA口座の売買手数料が0円になります。
一般NISAを利用するなら、投資対象が幅広く、売買手数料0円で利用できるSBI証券、楽天証券、マネックス証券を検討するとよいでしょう。
一方、つみたてNISAの非課税投資枠は年40万円まで、非課税期間は20年間で、投資対象は長期の資産形成に適した低コストの投資信託に限定されています。
GMOクリック証券以外の5社がつみたてNISAに対応していますが、ライブスター証券は購入できる投資信託が「ひふみプラス」しかありません。
つみたてNISAを利用するなら、SBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券の4社が候補になるでしょう。
一般NISAとつみたてNISAを迷っているなら、どちらにも幅広く対応しているSBI証券、楽天証券、マネックス証券から選ぶのがおすすめです。
- NISAでネット証券を選ぶなら、一般NISAとつみたてNISAのどちらにも幅広く対応しているSBI証券、楽天証券、マネックス証券から選ぶのがおすすめ
ロボアドバイザーなら楽天証券と松井証券がおすすめ
証券会社 | ロボアドバイザーの取扱内容 |
SBI証券 | WealthNavi for SBI証券 THEO+SBI証券 |
楽天証券 | 楽ラップ |
マネックス証券 | マネックスアドバイザー MSV LIFE(マネラップ) |
松井証券 | 投信工房 |
ライブスター証券 | なし |
GMOクリック証券 | なし |
ロボアドバイザー(自動運用サービス)は、資産運用をすべてお任せできるサービスです。
最初に簡単な質問に答えるだけで、ロボアドバイザーが最適な運用プランの提案から、投資商品の買付、リバランス(資産配分の調整)まで自動で行います。
そのため、ロボアドバイザーを利用すれば、高度な知識なくても、時間や手間をかけることなく資産運用に取り組めます。
ロボアドバイザーを提供しているネット証券は4社ですが、SBI証券はウェルスナビとテオの提携サービスです。
資産運用方法は同じですが、直接契約する場合とサービスやキャンペーン内容が異なるので注意が必要です。
楽天証券の楽ラップは、株式市場の値動き大きい状態が続いた場合に、債券の配分を自動で増やして価格変動を軽減する「下落ショック軽減機能」があり、手数料は年率約1%です。
マネックス証券のマネックスアドバイザーは、運用資産を貸し出して金利(年率0.10%~)を受け取れるのが特徴で、手数料も年率約0.5%と比較的割安です。
そして、松井証券の投信工房は、手数料0円で利用できるロボアドバイザーで、かかるコストは運用資産の信託報酬だけと低コストで運用可能です。
さらに、自動リバランス機能も付いており、一度設定しておけば、運用開始後にメンテナンスをすることなく運用が続けられます。
証券会社ごとに特徴がありますが、機能にこだわるなら楽天証券の楽ラップ、コストにこだわるなら松井証券の投信工房がおすすめです。
- 資産運用をお任せできるロボアドバイザーは、機能にこだわるなら楽天証券の楽ラップ、コストにこだわるなら松井証券の投信工房がおすすめ
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サービスの充実度は楽天証券がダントツ!
楽天証券は、口座保有者へのサービスが非常に充実しています。
楽天証券には、楽天スーパーポイントを使って投資信託が購入できるサービスがありますが、2018年9月30日からは投信積立の注文でもポイントが利用できるようになります。
また、2018年10月27日からは投信積立で楽天カード決済が可能になり、積立額の1%分の楽天スーパーポイントが付与されます(月額5万円が上限)。
さらに、楽天銀行との口座連携で優遇金利適用やポイントが貯まる、楽天証券口座保有で楽天市場の買い物がポイント+1倍になるなど、サービスが拡大しています。
SBI証券やGMOクリック証券でも、銀行口座との連携で優遇金利を適用するサービスなどを提供していますが、楽天証券のサービスは頭一つ抜けています。
サービスを重視して証券会社を選ぶなら、楽天証券がおすすめです。
- 楽天証券は他の楽天サービスとの連携が充実しており、投信積立でのポイント利用や楽天カード決済などのサービス拡充も予定されている
証券会社はどうやって選ぶ?
さまざまな項目についてネット証券を比較してきましたが、どのネット証券を選べばよいのでしょうか。
最後に、目的別におすすめのネット証券を紹介します。
1つの証券会社だけを利用する場合
1つの証券会社だけを利用する場合は、取扱商品が豊富でサービスが充実している楽天証券がおすすめです。
SBI証券も取扱商品は豊富ですが、楽天証券のほうがサービスは充実しています。
特に楽天カード、楽天銀行などの楽天サービスと楽天証券を連携させると、楽天スーパーポイントがたくさん貯まり、貯まったポイントは投資信託の購入や楽天市場での買い物に使えます。
また、楽天証券は取引コストが安く、取扱商品が豊富なので、楽天証券だけで多くの金融商品に投資可能です。
どのネット証券を選べばよいか迷ったら、楽天証券を選んでおけば問題ないでしょう。
国内株式を中心に取引をする場合
国内株式を中心に取引をする場合は、楽天証券とライブスター証券を使い分けるのがおすすめです。
楽天証券は、NISA口座(一般NISA)の国内株式手数料が0円なので、非課税投資枠の年120万円までは手数料0円で取引できます。
非課税投資枠を使い切った後は、国内株式の手数料が安いライブスター証券を利用することで、取引コストを抑えることが可能です。
楽天証券なら、国内株式以外への投資を検討する場合も選択肢が多く、サービスも充実しているので安心です。
IPOを重視する場合
IPOを重視してネット証券を選ぶなら、マネックス証券がおすすめです。
IPOの取扱銘柄数が最も多いのはSBI証券ですが、口数比例抽選のため、まとまった資金を保有している人ほど当選しやすい仕組みです。
一方、マネックス証券はSBI証券には及ばないものの、IPOの取扱銘柄数が多く、完全平等抽選なので保有資金が少ない人でも当選の可能性があります。
そのため、IPOを重視するなら、まずはマネックス証券を選ぶとよいでしょう。
もし抽選資金に余裕がある場合は、まずはマネックス証券の抽選に参加し、余った資金でSBI証券の抽選に参加する方法もあります。
- ネット証券は目的に応じて選ぶことが大切。どのネット証券を選べばよいかわからないなら、楽天証券を選んでおけば問題ない
各ネット証券の特徴を理解して、利用するネット証券を選ぼう!
ネット証券は会社ごとに手数料や取扱商品、サービス内容が異なるため、まずは各ネット証券の特徴を理解することが大切です。
そのうえで、「1つの証券会社だけを使う」「国内株式を中心に取引する」など、目的に適したネット証券を選ぶとよいでしょう。
もし、どのネット証券を選べばよいかわからない場合は、取扱商品が豊富でサービスが充実している楽天証券を選んでおけば問題ありません。
各ネット証券の特徴を理解して、利用するネット証券を選びましょう!
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