絶対読んで欲しい編集部おすすめ記事4選!
トレードしようとチャートを観察すると、方向性のないマーケットが続き、価格が一定の範囲内で上下する、いわゆるレンジ相場。
そんなマーケット環境のとき、「今日はやめておこう」なんて思っていませんか?
一般的なトレンド分析手法があまり役に立たないような状況でも、有効に機能するのが「ストキャスティック」です。
ストキャスティックの使い方を知っておくだけで、周期的にくる横ばいのマーケットや方向感のないマーケットでも売買タイミングを知ることができます。
早速、実践で使えるエントリーとエグジットのタイミングを解説していきます。
>>【無料】ゼロから安定して稼ぎ続ける投資家育成講座をタダで学ぶ目次
ストキャスティックのロジック
ストキャスティックとは、価格が上昇するにつれて価格変動幅の上限に近づくとの観察から誕生したオシレーター系のテクニカルです。
この手法、2本%Dラインは3日間の期間で一般的に使用され、価格の値動きにゆるやかに反応します。
次のように定義されます。
- %D=(H3÷L3)×100
このH3はC-L5の3日間の合計、L3はH5-L5の3日間の合計です。
ストキャスティックは横ばいのレンジ相場でのみその威力を発揮するわけではなく、トレンドのオーバーシュートをトレーダーに警告してくれます。
トレンドが勢いを失いつつあることを、価格の動きとの乖離によりトレンドが終了に近づいていることを示してくれるのです。
▼おすすめ記事
【テクニカル分析の基礎知識と基本的な指標の使い方をやさしく解説】
スロー・ストキャスティックのロジック
さらにスピードを落としたラインを描くスロー・ストキャスティックもあります。
本来のストキャスティックに比べて、より機能するシグナルを出すと考えられています。
動きをよりゆるやかにしたスロー・ストキャスティックは、速やかに反応する%Kラインは使用しません。
代わりに本来の%Dラインを、新しく%Kラインとします。
そして、このスピードの遅い%Kラインの3日間の移動平均線を、新たに%Dラインとします。
この結果、オリジナルの%Dラインの3日間の移動平均線(新%Kライン)とオリジナルの%Dラインの3日間の移動平均線(新%Dライン)からなるスロー・ストキャスティックができます。
>>【無料】ゼロから安定して稼ぎ続ける投資家育成講座をタダで学ぶスポンサードサーチ
売買シグナルの3つのパターン
うまく機能する3つのパターンを知っておくことで、これからのプライスアクションを予測することで、有利なトレードを行うことができます。
それぞれのチャートパターンを実際に見ていきましょう。
買われすぎゾーンでデットクロス
2つのラインの値が買われすぎゾーンに達してクロスしたポイント
70から80以上の買われすぎゾーンで、%Kが%Dを下抜けした時に売りシグナルとなります。
売られすぎゾーンでゴールデンクロス
2つのラインの値が売られすぎゾーンに達してクロスしたポイント
30から20以下の売られすぎゾーンで、%Kが%Dを上抜けした時に買いシグナルとなります。
ファースト・ストキャスティックのシグナル
これまでのスロー・ストキャスティックに比べ、下記のファースト・ストキャスティックはダマシが多いため注意が必要です。
参考程度に把握しておきましょう。
トレンドの終了と転換を強く示唆するシグナル
いきすぎた天井圏や底値圏でのダイバージェンスは非常に有効で、トレンドの終了と転換をより高い確度で警告してくれます。
ダイバージェンスとは、ストキャスティックのラインと価格のトレンドが逆を向いた状態をいいます。
ラインと価格のダイバージェンスしたポイント
価格は切り下げて下落しているものの、ストキャスティックをみると切り上げて上昇しているようなパターンです。
その逆のケースも同様です。
このシグナルが現れたときは、ダマシは少なく、より大きなトレンドの転換を示してくれます。
▼おすすめ記事
【株のダイバージェンスとは?精度の高いこのシグナルをマスターしよう!】
まとめ
オシレーター系のストキャスティックは、あくまで買われすぎや売られすぎを示すテクニカル指標ですので、これだけを判断材料にするのはあまり好ましくありません。
トレンドフォロー系のテクニカルと併せて観察することで信頼度が高まります。
ご自身のトレードに今回の内容を取り入れることで、より有利な戦略を練ることができますので、ぜひマスターしていきましょう。
絶対読んで欲しいおすすめ記事!
いいね!しよう
情報を受け取れます