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テレビでも紹介!iDeCo向けの「ひふみ年金」が人気のヒミツ

カリスマ投資家として有名な藤野英人氏が代表をつとめる独立系資産運用会社、レオス・キャピタルワークスの取り扱い投資信託には「ひふみ投信」「ひふみプラス」「ひふみ年金」のひふみシリーズと呼ばれる3種類があります。

 

2008年に運用開始以来の好実績に加え、2017年にはテレビ番組「カンブリア宮殿」に取り上げられて、さらに注目を集めています。

 

確定拠出年金専用として2016年に登場した「ひふみ年金」は確定拠出年金専用商品で、iDeCo(個人型確定拠出年金)を通して購入手続きができます。

 

今回は、ひそかに注目を集めるのひふみ年金について、他のひふみシリーズと比較しながら人気のヒミツを探っていきます。

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確定拠出年金向けの投資信託「ひふみ年金」について

ひふみ年金は、独立系資産運用会社レオス・キャピタルワークスが運用する3つの投資信託、ひふみシリーズのうち「確定拠出年金専用」として設定された商品です。

ひふみ年金とは?ひふみ投信やひふみプラスとの違い

「ひふみ投信」はレオス・キャピタルワークスが直接販売している商品。

「ひふみプラス」はレオス・キャピタルワークス以外の金融機関の販売用として設定された商品です。

 

そして、iDeCoを通して購入できる「ひふみ年金」を含む3種類ともひふみ投信マザーファンドに投資しているので、運用方針や投資先である組入銘柄は同じです。

 

信託報酬と投資信託を保有している限りかかるコストの違いがあり多少は影響していますが、運用成績に大きな違いはありません

 

以下3シリーズ比較のため一覧で特徴をまとめておきます。

ひふみ年金 ひふみ投信 ひふみプラス
当初設定日 2016年10月3日 2008年10月1日 2012年5月25日
購入方法 iDeCo等の確定拠出年金制度を利用して購入 レオス・キャピタルワークスから直接購入 銀行や証券会社の販売会社を通じて購入
購入手数料 販売会社が定める料率だが通常無料 無料 3.24%を上限に販売会社が定め料率
信託報酬(税込年率) 0.8208% 1.0584%
保有期間に応じて信託報酬率を割引、追加買付資金として一部還元
・保有期間5年~10年
⇒0.8584%(還元率0.2%)
・保有期間10年~
⇒0.6584%(還元率0.4%)
1.0584%
純資産総額に応じて信託報酬率を低減
・500億円超部分
⇒0.9504%
・1,000億円超部分
⇒0.8424%

ひふみシリーズは独自の分析調査を行い、実際の株価と比較して割安と考えられる企業を選別し、投資を行うアクティブ型の投資信託です。

 

アクティブ型は通常、指標に連動することを目指すインデックス型よりもコストが高く設定されます。

 

ひふみシリーズも信託報酬は決して安いとは言えません。

 

最近の投資信託の実績は、アクティブ型はコストや手間をかけているのですが、インデックス型を上回る成果を出しているアクティブ型の商品はごく少数というのが現状です。

 

しかし、「ひふみシリーズ」の過去の実績を見てみますと、今後も同じような運用成果を出せる保証はありませんが、低コストのインデックス型と比較して圧倒的なリターンを出しています。

 

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過去の実績から分かる圧倒的なリターン

2018年7月31日時点のひふみ年金の資産配分比率は、国内株式86.45%、海外株式10.41%で、日本株式の配分が大きいです。

 

しかし、組み入れ上位銘柄は1位Amazon、3位VISA、4位Microsoftと米国株が占めています

 

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「ひふみ投信」を例に圧倒的リターンの実勢を見ていきましょう。

 

例えば、国内株式の代表的指数であるTOPIXに連動する税込信託報酬0.12%のTOPIX連動型上場投資信託(運用会社:野村)の、2018年8月17日執筆時点の5年トータルリターンは年率11・26です。

同じく、税込信託報酬1.0584%のひふみ投信の5年トータルリターンは年率19.09%です。

 

あくまでも過去の実績からですが、コスト以上の運用成果を出し続けていると評価できるファンドです。

 

では、3種類の中から「ひふみ年金」を選ぶメリットですが、確定拠出年金の掛金が全額所得控除と運用益への非課税という税制メリットを活かしながら、インデックス運用よりも上回る運用成果を期待して長期運用ができる点です。

 

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ひふみ年金を取り扱うオススメ証券会社

2018年8月18日執筆時点で、ひふみ年金が購入できる金融機関は11社です。

口座管理手数料で差が付く

iDeCoは口座開設時には「事務手数料」が、運用期間中は「口座管理手数料」がかかります。

 

事務手数料は口座開設時のみかかる費用ですし、いずれの金融機関でもほぼ差はありませんので、あまり気にする必要はありません。

 

しかし、運用期間中は「口座管理手数料」が継続的にかかってしまい、金融機関によりその金額は大きく異なります。

 

ひふみ年金を購入できる金融機関を比較するだけでも、口座管理手数料月額167円(年額2,004円)のところもあれば、月額599円(年額7,188円)のところもあります。

 

このように、金融機関の選び方で口座管理手数料に年間5,000円以上の差が出てきます。

ネット系の金融機関に優位性あり!

現状、口座管理手数料の優位性は、店舗を持つ金融機関よりもネット系の金融機関にあると言えます。

 

ひふみ年金が購入できる金融機関のなかで、「SBI証券や「マネックス証券」が口座管理手数料を最も低い水準で設定しています。

また、iDeCoでひふみ年金を選びたい場合、どこの金融機関で加入手続きをしても良いわけではなく、取り扱い金融機関は現状11社と限られています。

 

iDeCoの加入手続き前に、しっかりと各金融機関で選択できる商品や口座管理手数料等のチェックをしておきましょう。

 

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まとめ

「ひふみ年金」の人気のヒミツは、これまでの高いパフォーマンスによるものといって良いでしょう。

 

ただ、運用リスクを抑えながらも安定した資産成長を目指すための王道とも言える方法は「分散投資」です。

 

いくら過去の実績が良くても、ひふみ年金1つに絞り込むのではなく国内外の債券や不動産等、値動きの異なる資産にも分散投資することを意識しましょう。

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