投資信託

ひふみ投信の口座開設方法とメリット・デメリットを解説

ひふみ投信とは、独立系運用会社のレオス・キャピタルワークスが運用・販売を行っている直販型投資信託です。

 

ひふみ投信は、人気No.1の投資信託「ひふみプラス」と運用方針や投資銘柄が同じなので、ひふみプラスと同じ運用成績が期待できます。

また、銀行や証券会社を介さずにレオス・キャピタルワークスから直接購入するので、「買付手数料が無料」「運用レポートの配信」などのメリットもあります。

 

今回は、ひふみ投信の口座開設方法とメリット・デメリットを解説します。

>>【無料】ゼロから安定して稼ぎ続ける投資家育成講座をタダで学ぶ

ひふみ投信の特徴

レオス・キャピタルワークスでは、ひふみ投信も含めて3つの投資信託を取り扱っています。まずは、ひふみ投信の特徴や3つのひふみの違いについてお伝えします。

ひふみ投信とは

ひふみ投信とは、独立系運用会社のレオス・キャピタルワークスが運用・販売を行っている直販型投資信託です。

 

代表取締役社長の藤野英人氏がテレビ番組の「カンブリア宮殿」に出演したことをきっかけに、ひふみ投信の人気は急上昇しました。

 

ひふみ投信はTOPIX(東証株価指数)などの市場平均を上回る運用成績を目指すアクティブファンドで、実際にTOPIXを大きく上回る成績を残しています。

 

銀行や証券会社などでは販売されていないので、購入するにはレオス・キャピタルワークスで口座開設する必要があります。

 

直販型投資信託は運用会社が積極的に情報提供を行っており、運用方針がわかりやすいのが特徴です。

 

レオス・キャピタルワークスでは「顔の見える運用」を心掛けており、公式Webサイトに運用メンバーの顔写真やメッセージを掲載し、セミナー開催やSNSでの情報発信にも力を入れています。

 

▼おすすめ記事
【アクティブ型投資信託の特徴とは?良いファンドを選ぶポイントを解説します】

ひふみ投信の運用方針

ひふみ投信の運用方針には、以下2つの特徴があります。

  • 主に日本の成長企業に投資をする
  • 守りながら増やす運用

 

ひふみ投信の主な投資対象は日本の成長企業で、投資家の長期的な資産形成を支援しながら、日本の未来にも貢献することを目指しています。

 

また、基準価額の大きな動きによる投資家の不安を軽減し、着実なリターンを目指すために「守りながら増やす運用」に挑戦しています。

 

具体的には、投資先企業について、定性(経営方針、戦略など数値に表れない部分)と定量(財務指標や株価情報等の数値)の両面から徹底的な調査・分析を行っているのです。

 

株式市場の変化に柔軟に対応できるように、世界の株式も投資対象に含め、業種や規模にとらわれることなく投資先を選定しています。

3つのひふみの違い

ひふみ投信 ひふみプラス ひふみ年金
購入方法 レオス・キャピタルワークスから直接購入 販売会社(銀行・証券会社)を通じて購入 確定拠出年金制度を利用して購入
購入手数料 無料 3.24%を上限として販売会社が定める料率 販売会社が定める料率
信託報酬率 年1.0584%(税込)
保有期間に応じて信託報酬を一部還元
●保有期間5~10年:年0.8584%(税込)
●保有期間10年~:年0.6584%(税込)
年1.0584%(税込)
純資産総額に応じて信託報酬を逓減
●500億円を超える部分:年0.9504%(税込)
●1,000億円を超える部分:年0.8424%(税込)
年0.8208%(税込)
各種サービス 運用レポートを月2回配信、お客様限定セミナーを開催 販売会社によって異なる

レオス・キャピタルワークスでは、「ひふみ投信」「ひふみプラス」「ひふみ年金」の3つの投資信託を取り扱っています。

 

この3つのひふみはすべて同じ運用方針・投資銘柄で運用されているので、基本的に運用成績は同じです。

ひふみ投信の購入手数料は無料ですが、ひふみプラスとひふみ年金は販売会社が定める料率となっています。

 

 

大きな違いは信託報酬率で、ひふみ投信には保有期間に応じて信託報酬を一部還元、ひふみプラスは純資産総額に応じて徐々に減っていく仕組みがあります。

 

ひふみ年金は信託報酬が低くなる仕組みはありませんが、3つのひふみの中では基本の信託報酬が最も低く設定されています。

 

ひふみ投信はレオス・キャピタルワークスから直接購入するので、3つのひふみの中では唯一、運用レポートの配信やお客様限定セミナーの特典が用意されています。

 

▼おすすめ記事
【投資信託の仕組みや基礎知識を解説します】

>>【無料】ゼロから安定して稼ぎ続ける投資家育成講座をタダで学ぶ

ひふみ投信の6つのメリット

直販型投資信託の「ひふみ投信」にはどのようなメリットがあるのでしょうか。次に、ひふみ投信の6つのメリットを紹介します。

購入手数料が無料

投資信託には購入手数料がかかる銘柄がありますが、ひふみ投信は購入手数料が無料です。

 

特に長期で積立投資に取り組む場合、購入手数料がかかる銘柄を選んでしまうと、毎月積立を行うごとに手数料を支払うことになります。

 

ひふみ投信では、個人投資家の長期投資を支援することを運用方針の一つに掲げており、購入手数料を無料にしているので、安心して長期投資に取り組めます。

 

ひふみプラスやひふみ年金も、多くの販売会社では購入手数料無料で購入できますが、「販売会社が定める料率」であるため、完全無料ではない点に注意が必要です。

保有期間に応じて信託報酬を一部還元

信託報酬は投資信託の運用コストのことで、直接支払うことはありませんが、運用資産から毎日差し引かれています。

 

ひふみ投信の信託報酬は通常年率1.0584%(税込)ですが、保有期間に応じて信託報酬を一部還元する仕組みがあります。

 

そのため、実質的な信託報酬は、保有期間が5年~10年で年率0.8584%(税込)、10年以上で年率0.6584%(税込)まで下がります。

 

保有期間が長くなるほど信託報酬が下がるので、長期投資に取り組みやすいのがメリットです。

 

▼おすすめ記事
【投資信託の購入・運用・売却に掛かる手数料を解説!】

月1,000円から積立投資ができる

ひふみ投信では、毎月一定額を購入する「つみたて購入」なら、月1,000円(1,000円以上1円単位)から購入できます。

 

つみたて購入は、毎月所定の日に銀行口座からあらかじめ指定した金額を引き落とし、自動でひふみ投信を購入してくれる方法です。

 

最低投資金額が小さいので、まとまった資金がなくても気軽に始められます。

 

また、一度設定すれば毎月自動で購入してくれるので、手間がかからず、基準価額を気にして買い時を逃すこともありません。

 

ひふみ投信で資産形成を目指すなら、つみたて購入の利用がおすすめです。

運用レポートの配信や限定セミナーの開催

通常の投資信託は銀行や証券会社で購入しますが、運用方針について直接説明を受けることはなく、目論見書や運用報告書を自分で読むしかありません。

 

しかし、ひふみ投信は運用会社のレオス・キャピタルワークスから直接購入するので、投資家向けのサービスが充実しています。

 

 

例えば、投資家に運用レポートを月に2回配信してくれるので、ひふみ投信の運用状況がよく理解できます。

 

また、ひふみ投信に投資をしている人限定のセミナー開催も行われており、運用担当者から直接話を聞けるチャンスがあります。

 

ひふみプラスやひふみ年金でも運用方針や投資銘柄は変わりませんが、ひふみ投信は運用状況を把握しやすいメリットがあります。

NISAに対応している

ひふみ投信は、投資の利益(運用益・売却益)が非課税になるNISA(一般NISA・つみたてNISA)にも対応しています。

 

ひふみ投信をNISA口座で運用すれば、利益に税金がかからないので、効率的に資産を増やすことが可能です。

 

ただし、NISAはすべての金融機関を通じて1人1口座しか開設できないので、ひふみ投信でのNISA口座開設は慎重に判断する必要があります。

 

ひふみ投信を中心に資産運用を行っていく予定なら、NISA口座を開設するメリットは大きいでしょう。

 

▼おすすめ記事
【小額投資はNISAで!初心者向けお得で賢い株の資産運用をご紹介】

市場平均を上回るリターンが期待できる

ひふみ投信は、市場平均を上回るリターンを目指すアクティブファンドです。

 

日本の成長企業を主な投資対象とし、株価や財務指標だけでなく、経営者やビジョンなど数値に表れない部分も考慮して成長企業を発掘しているのが特徴です。

 

投資先の選定に力を入れて取り組むことで、大きなリターンの獲得を目指しているのです。

 

一方、日経平均株価やTOPIXの指数に連動した投資成果を目指すインデックスファンドは、運用コストは抑えられますが、市場平均を上回るリターンは期待できません。

 

ひふみ投信は特定の指数には連動していないので、市場平均を大きく上回るリターンが得られる可能性があります。

>>【無料】ゼロから安定して稼ぎ続ける投資家育成講座をタダで学ぶ

スポンサードサーチ

ひふみ投信の2つのデメリット

ひふみ投信は人気が高い投資信託ですが、デメリットもあります。続いて、ひふみ投信の4つのデメリットを紹介します。

信託報酬がインデックスファンドよりも高い

ひふみ投信の信託報酬は年率1%を超えており、TOPIXなどの指数に連動するインデックスファンドよりも高く設定されています。

 

インデックスファンドの信託報酬は低く、中には年率0.1%~0.2%台の銘柄もあります。

 

信託報酬は運用資産から直接差し引かれる費用であるため、運用資産が大きくなるほどコストが増えます。

 

そのため、長期投資をするなら、信託報酬が低い銘柄を選んだほうが運用コストを抑えられるので有利です。

 

ただし、ひふみ投信は信託報酬が高い分、銘柄選定に力を入れているので、インデックスファンドよりも大きなリターンが期待できます。

 

運用コストを重視するならインデックスファンド、市場平均を上回るリターンを期待するならひふみ投信を選ぶとよいでしょう。

 

▼おすすめ記事
【投資信託のインデックスファンドってどうなの?特徴と選ぶポイント】

他の銘柄への乗り換えが簡単にできない

銀行や証券会社では、さまざまな投資信託を取り扱っているので、他の銘柄への乗換は簡単にできます。

 

しかし、ひふみ投信を運用・販売しているレオス・キャピタルワークスでは、ひふみ投信しか購入できません。

 

ひふみ投信を購入しているうちは問題ありませんが、他に気になる投資信託が見つかっても簡単に乗換できないデメリットがあります。

 

ただし、投資先を頻繁に変更すると安定した運用成績は期待できません。

 

ひふみ投信の運用方針に共感できるなら、他の銘柄への乗り換えが簡単にできないほうが、長期投資に取り組みやすい環境と言えるでしょう。

 

▼おすすめ記事
【はじめての投資信託で抱える様々な不安や疑問について】

>>【無料】ゼロから安定して稼ぎ続ける投資家育成講座をタダで学ぶ

ひふみ投信の実績

2018年6月末現在、ひふみ投信の基準価額は51,966円、純資産総額は1,456.9億円です。

 

基準価額、純資産総額ともに順調に増加しており、とくに純資産総額は2017年に入ってから大きく増加しました。

 

1か月 3か月 6か月 1年 3年 設定来
ひふみ投信 -0.2% 1.9% 0.2% 23.0% 57.9% 419.7%
TOPIX -0.8% 1.1% -3.7% 9.7% 13.2% 94.3%

 

上の表は、ひふみ投信とTOPIXの運用成績(2018年6月末基準)を比較したものです。

 

ひふみ投信の運用成績はすべての期間でTOPIXを上回っており、運用期間が長くなるほどTOPIXを大きく上回る成績を残しています。

 

今後も同じような成績が残せるとは限りませんが、ひふみ投信が市場平均を大きく上回る運用成績を残していることは間違いなく、今後の運用にも期待が持てます。

 

スポンサードサーチ

ひふみ投信の口座開設方法

ひふみ投信を購入するには、運用会社のレオス・キャピタルワークスで口座開設をする必要があります。

最後に、ひふみ投信の口座開設方法についてお伝えします。

 

まずはこちらからひふみ投信へ行きましょう。

>ひふみ投信

口座開設フォームへの入力

まず、公式サイトの「ひふみ投信の口座開設はこちら」をクリックし、口座開設フォームに必要事項を入力します。

 

ひふみ投信では紙面による口座開設申込書を廃止しており、Webからのみ受け付けています。

 

名前、生年月日、住所などの基本情報のほか、ひふみ投信の取引に必要な取引暗証番号(数字4桁)や振込先指定預金口座も必要になります。

 

取引暗証番号はひふみWebサービスの初期パスワードにもなるので、事前に考えておくと申し込みがスムーズに進められます。

 

また、特定口座に関する情報入力も必要になり、源泉徴収を選択する・しないのほか、分配金を特定口座に受け入れるかの選択も必要なので、事前に考えておきましょう。

マイナンバー確認書類・本人確認書類のアップロード

次に、マイナンバー確認書類・本人確認書類の画像(またはPDF)をアップロードします。

 

マイナンバー確認書類は個人番号カード(表面および裏面)や通知カード、本人確認書類は運転免許証やパスポートなどが必要です。

 

画像は事前に準備しておいたほうが、手続きをスムーズに進められます。

 

もしアップロードできない場合は、公式サイトから返信用封筒を印刷して郵送で提出することも可能です。

口座開設通知書の受け取り

口座開設の手続きが完了すると、レオス・キャピタルワークスから口座開設通知書が送付されます。

 

登録した住所宛に簡易書留で届くので、受け取ったら内容を確認しましょう。

 

口座開設通知書は登録住所以外への送付はできないので、必ず登録した住所で受け取る必要があります。

 

無事に口座開設が完了したら、「つみたて購入」または「振込購入」で取引を始めましょう。

>>【無料】ゼロから安定して稼ぎ続ける投資家育成講座をタダで学ぶ

ひふみ投信で日本の成長企業への投資を始めよう!

ひふみ投信は、主に日本の成長企業に投資することで投資家の長期的な資産形成を支援し、日本の未来への貢献することが運用方針です。

 

信託報酬はインデックスファンドに比べて高く設定されていますが、運用方針に共感した多くの投資家がひふみ投信に投資をしています。

 

実際これまでTOPIXを大きく上回る運用成績を残しており、今後も安定したリターンの獲得に期待がかかります。

 

ひふみ投信を購入して、日本の成長企業への投資を始めましょう!

この記事が気に入ったら
いいね!しよう
SNSにてすぐに
情報を受け取れます