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投資信託は長期投資に向いている金融商品ですから、購入した後はそのまま持ち続けていても、自然に利益が得られる場合も少なくありません。
しかし、多くの投資信託は値下がりと値上がりを繰り返します。
値下がりしたからといってすぐに売るべきとは限りませんが、より多くの利益を得るためには、売るべき時にいったん手放すこともコツの1つです。
また投資信託の売り時には、生活環境の変化などであなたが取れるリスクが変動した場合や、投資したお金が必要になる場合などもあげられます。
今回は投資信託の売り時について、様々な観点から解説していきます。
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投資信託の売り時が重要な理由
投資信託の売り時が重要な理由には、基準価額が日々変動することと、持っている期間中は日々手数料がかかるという点にあります。
売却しない限り手元に残る金額は確定しない
投資信託は、日々基準価額が変わる金融商品です。
仮に購入時から大きく値上がりしていたとしても、売却しない限りは含み益のままですから、利益が確定されているわけではありません。
なるべく基準価額が高いタイミングで売ることで、あなたの手元に残る金額を確定することができますから、売り時を見計らうことは重要です。
投資信託は保有期間中ずっと手数料がかかる
投資信託は株などと異なり、持っている期間中は日々信託報酬が差し引かれることが特徴です。
このため購入額から値下がりした「含み損」を出している状態でも、値上がりを待つかどうかは慎重な判断が必要です。
含み損を出している状態であっても、信託報酬を支払わなければならないことは変わりません。
例えば、今後支払う信託報酬額を上回る値上がりが期待できない場合は、速やかに売却することも1つの方法です。
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お金が必要なときは投資信託の売り時
何らかの事情でお金が必要になるなど、投資しているお金を使いたくなったときは、投資信託の売り時のひとつとなります。
お金が必要なタイミングが近づいたとき
大きな買い物をする時や子どもの教育資金にあてるなど、お金が必要となるタイミングが近づいたときは投資信託の売り時の1つです。
特に支払いのタイミングが至近の場合は、有無をいわさず売却し換金しなければなりませんから、不利な条件で売らざるを得なくなるケースもあります。
このため、お金が必要となるタイミングが近づいたら、早いうちから投資信託を売るタイミングを見計らい、なるべく基準価額が高いタイミングで売るとよいでしょう。
目標金額に到達したとき
投資信託を行っている方のなかには、目的と目標金額を決めて投資している方も多いでしょう。
目標金額に到達した場合は、現在運用中の投資信託からは卒業ということになります。
但し、さらなる利益を求めて運用を続ける選択肢もあります。
売る際は基準価額の変動状況を見ながら数回に分ける
投資信託は基準価額が日々変動しますから、売りたいと思ったタイミングから実際にお金が必要になる期間が長いほど、より高値で売却できる可能性が高くなります。
但し、基準価額が最も高いタイミングで全額を売却することは、専門家であってもほぼ不可能です。
そのため投資信託の基準価額がある程度高くなったタイミングで、数回に分けて売却することが、より多くの利益を得られるポイントとなります。
逆にお金が必要となる時期まで投資信託を持ち続けることは、低い基準価額で売却することを強いられる可能性がありますから、おすすめできません。
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投資信託の運用中に売り時が来る場合も
投資信託を運用している最中でも売り時が来る場合があります。
どのようなタイミングか、ケースごとに見ていきましょう。
利益を確定したい場合
投資信託を購入した際には、「基準価額がここまで上がったら売却」というように、利益を確定する条件を決めている場合があります。
確かに、たとえ基準価額が一本調子で上がっていたとしても、今後も上昇を続けるとは誰も保証できません。
基準価額が一定の目標金額に到達したら売却し、利益を確定することは賢い運用方法の1つです。
損切りして別の商品に乗り換えたい場合
投資信託にはさまざまな商品がありますから、どの投資信託も損失ばかりというケースは少ないものです。
このため利益を得られる見込みがないなど、運用成績の悪い投資信託を損切りして別の商品に乗り換える方法もあります。
特にベンチマーク以下の運用成績となっている投資信託や、他社の同じ種類の商品と比べて運用成績が悪い投資信託は、今後大きな利益を得られる可能性が低いと考えられます。
もし運用成績が悪い投資信託をお持ちの場合は、タイミングを見て別の投資信託などに乗り換える検討も必要です。
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資産の構成比が崩れたためリバランスしたい場合
あなたが投資を始めるときは、投資目的やリスクをどれだけ取れるかによって、ポートフォリオ(金融商品の組み合せ)を決めていることでしょう。
例えば以下のような構成比により、投資信託商品を組み合わせるケースが考えられます。
投資信託の投資先 | 割合 |
国内株式 | 30% |
国内債券 | 30% |
海外株式 | 20% |
海外債券 | 20% |
それぞれの値動きは別々であることが多いですから、投資をはじめてしばらく経過すると、この割合が変化することが多くなります。
構成比の割合が高くなった投資先は、基準価額も割高になっていることが多いものです。
また、当初のポートフォリオよりも高いリスクを抱えることになる場合もあります。
このため構成比の割合が高くなった投資信託の一部を売却したり、逆に構成比の割合が下がった投資信託を買い増すといった方法が取られます。
この方法はリバランスといい、当初に定めたポートフォリオに戻す方法として有効です。
リバランスを行うタイミングは、資産比率が5%~10%ずれた段階が1つの目安となります。
但し、あまり頻繁に行うと売買手数料も多額となりますから、半年や1年に1回など、チェックする日を決めて行うとよいでしょう。
あなたの取れるリスクが変動した場合
結婚や子どもを持つといった生活状況の変化により、あなたが取れるリスクは変動することがあります。
この場合は、よりリスクの低いポートフォリオに変更する必要があります。
利益や損失を確定できるタイミングを見て、リスクの高い投資信託を売却することになるでしょう。
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インデックスファンドは定期的に売り時が来る
インデックスファンドは、日経225やTOPIXなど、指定するベンチマークと投資信託の基準価額が連動する特徴があります。
このためベンチマークが下落基調になった場合、インデックスファンドの値上がりは期待できませんから速やかに売ることがおすすめです。
数年単位の長い期間で見ると、ベンチマークは値上がりと値下がりを繰り返しますから、インデックスファンドは定期的に売り時が来るともいえます。
ベンチマークが上昇基調になったら再度インデックスファンドを購入すると、そのまま持ち続けた人よりも多くの利益を得られる可能性が高くなります。
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まとめ
投資信託はいくら含み益が出ていても、売却するまで利益は確定しません。
このため、売り時を見定めることは利益を得る重要なポイントとなります。
もしお金が必要となる時期が近づいている場合は、早いうちから基準価額をチェックしておき、なるべく高いタイミングで売ることがおすすめです。
逆に損失を出している投資信託の場合は、今後運用成績が好転する見込みがあるか、チェックすることも大切です。
投資信託は日々信託報酬という手数料がかかりますから、しばらく好転する見込みがない場合は一旦売却し、損切りすることも1つの方法です。
リバランスを目的として売却することも、リスクを下げる点で有効です。
年1~2回程度、定期的に資産の構成比をチェックした上で、必要に応じて売却すると良いでしょう。
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