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「夜間も株取引ができたらいいのに。」
「仕事しているから昼間は株取引ができない!」
このような思いがあれば、PTS(夜間取引)を活用すべきです。
夜間であれば、17時から日付が変わる直前まで株の取引が可能となる為、上手く利用することで夜でも利益が狙えます。
今回は、PTS取引について分かりやすく解説していきますので、是非参考にしてみて下さい。
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PTSで夜間取引も可能となる
PTSで夜間の取引が可能となり、上手く活用することで効率的な投資ができます。
SBI証券と松井証券のみがPTS取引が可能
PTS取引とは、東京証券取引所とは別で上場株式の売買が可能な取引です。
2018年中に楽天証券が、2019年にマネックス証券も開始予定ですが、現在PTS取引ができるのは「SBI証券」と「松井証券」だけです。
このときPTSで取引できる市場はSBI、松井証券ともにSBIジャパンネクストが運営するJ-Marketとなります。
つまりどちらもSBIで取引する、ということですね。
デイタイムセッションとナイトタイムセッション
デイタイムセッション
08:20~16:00
ナイトタイムセッション
17:00~23:59
通常取引の場合、9:00~11:30、12:30~15:00が取引時間となりますが、PTS取引は朝も一足先に取引ができ、夜も日付が変わる直前まで取引が可能。
つまり、長い時間取引が可能となるので、日中時間があまり作れない方でも株式取引ができます。
このように、PTS取引は東京証券取引所とは別の取引となりますが、SBI証券の口座を持っていない方でも上手く利用することが可能なので、覚えておいて損はないはずです。
この後、PTS取引のメリットや上手く活用した投資法も取り上げていきます。
PTS取引の注意点
PTS取引には取引の基本ルールがあり、通常取引と同じような取引ができない部分が数多くありますので、確認しておく必要があります。
取引の種類
取引の種類は、現物取引のみとなります。
※信用取引はできません。
注文方法
「指値」注文のみ。
※「成行」「執行条件付」「逆指値」注文はできません。
有効期間
各セッションの取引時間が終了するまで有効。
デイタイムセッションとナイトタイムセッションの間で注文が引き継がれることはありません。
売買価格決定方法
発行会社が単元株式数を定めているときは当該単元株式数。
定めていないときは1株単位。
※上場取引所での売買単位が10株未満、かつ基準値段が6,000円未満の銘柄については売買単位を10株単位。
売買単位
発行会社が単元株式数を定めているときは当該単元株式数。
定めていないときは1株単位。
※上場取引所での売買単位が10株未満、かつ基準値段が6,000円未満の銘柄については売買単位を10株単位。
このような取引ルールがあり、また独自のルールで売買の停止、制限が行われる場合もあります。
PTS取引は通常の取引と違う点があるので注意が必要ですが、難しい制限等はありませんのでルールさえ覚えておくと良いでしょう。
- PTS取引はSBI証券と松井証券だけで取引が可能で、夜間の取引も可能となる
- 通常取引で出来る部分を制限したPTS取引だけのルールがある
PTSを利用するメリット・デメリット
PTS取引にはメリットとデメリットがあります。
通常の取引には無いメリットもあるのでPTSの旨みを見ていきましょう。
通常の取引外でも可能なPTS取引
PTS取引は、通常の取引が行われていない時間帯での取引ができることがメリットとしてあります。
デイタイムセッションでは通常取引より前後の時間で取引ができますので、時間外で好材料が出た場合などに有効です。
特に企業の決算は15:00以降に出ることが多いので、PTS取引を利用することで好決算銘柄などを先乗りで売買することができます。
ナイトタイムセッションでは日付が変わる直前まで取引が可能な為、昼間仕事で忙しい方でも取引ができます。
米国株式市場の様子を見ながら取引ができる点も、メリットですね。
- 22:30~6:00(サマータイム期間)
- 23:30~5:00(標準期間)
米国株式市場の寄り付きで大きな動きがあれば、早めの対応も可能となります。
流動性が少ないPTS取引には注意
PTS取引でのデメリットは、通常取引に比べて流動性が少ないという点。
取引できる証券会社が少ないため為、必然的に参加人数も少なくなります。
それにより、通常取引でも流動性が低い銘柄は終日出来高が0というケースもあります。
流動性が低い銘柄は板が薄く、極端な値幅になっているのが特徴です。
そのため、買いたくても買えなかったり、売りたくても売れない状況になるので流動性は特に注意したい部分となります。
通常取引とPTS取引の違い
通常取引とPTS取引が同じような株価になるとは限りません。
PTS取引で株価が上がったからといっても、翌日の通常取引で株価が上がるとは限らないということです。
逆も同じで、PTS取引で株価を下げても通常取引で同じような動きには必ずしもなりません。
東京証券取引所とPTSは別の市場ということを頭に入れておく必要があります。
- 通常取引ではできない時間帯の為、好材料などに先取りできる
- 取引者数が少ないので流動性には注意すべき
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PTSを利用した3パターンの活用法
PTS取引の特徴を上手く活用した取引法を3つ取り上げます。
大引け後の好材料や悪材料を利用
好材料が出た場合は、PTS取引だけでも株価が上がる可能性がありますが、翌日の通常取引でも多く買いが入る可能性があります。
好材料に対してはPTS取引が有利で、翌日を待たずに早く仕込むことが出来ます。
ただ材料には注意すべきで、インパクトがあるような材料でも市場は大きく反応しない場合もあります。
その為、材料は見極めてから注文しましょう。
逆に保有銘柄が悪材料を発表した場合も、PTS取引は利用できます。
翌日の通常取引前に売りの注文が可能となるので、いち早く売り抜けられる可能性が高まります。
このように、大引け後などに発表された材料を利用した投資が可能となります。
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PTSランキングを利用
PTSランキングとは、前日のPTS取引結果をランキング化したものです。
つまり、前日の大引け後に人気化した銘柄です。
大引け後に好材料発表した銘柄や、前日大きく買われた銘柄などが上位を占めるためPTS取引での動きが翌日の取引に影響する場合があります。
それらの銘柄が、翌日の通常取引では朝から買いが集まりそのままストップ高達成!というパターンもあります。
このように人気化する銘柄の基準として、PTSランキングが参考になります。
前日のPTSランキングを寄り付き前に確認しておくことで、ある程度人気化しそうな銘柄を絞り込めるということです。
ただ、PTSランキングで急騰している銘柄だからといっても、翌日の通常取引でも人気化するとは限りません。
あくまで有望銘柄としてチェックしておく形がいいでしょう。
PTSランキングは証券のツール以外にも、モーニングスターで確認できます。
価格差を利用した取引を利用
9:00~15:00までは東京証券取引所の通常取引がありますが、PTS取引のデイタイムセッションも8:20~16:00に平行して取引をしています。
つまり、同じ時間帯に2つの市場が開いているので、これを利用します。
通常取引とPTS取引が同じ時間帯で取引していますが、株価は必ずしも同じでは無く、価格差がある場合があります。
この価格差を利用することで、安く買えたり、高く売れたりすることができます。
たとえば、Aの銘柄の株価が東京証券取引所では500円だが、PTSでは498円といった場合があります。
この銘柄をPTSで1,000株購入すれば、通常取引より2円安く買えることになり、合計で2,000円お得。
(500円-498円)×1,000=2,000円!
この後株価が上がり、売却時に東京証券取引所では800円、PTSでは790円だった場合は高い方で売ることができます。
東京証券取引所の800円で売却すれば、PTS取引で売るよりも10円高く売ることができるので、合計で10,000円もお得です。
このように、市場の価格差を利用した取引も可能となるので上手く利用していきましょう。
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- PTS取引は大引け後の材料を利用し、一足早く行動できる
- PTSランキングはSBI証券を持っていない方でも参考にできる
- 通常取引とPTS取引の価格差を利用した方法もある
PTS取引を始めよう!
日中忙しい方でも、時間外で取引ができるPTS取引は非常に重宝します。
上手く利用することで利益を伸ばすことも可能で、メリットも多い取引ですが、流動性などには注意しておくべきです。
ランキングなどの動きをチェックしておくことで、翌朝の動きを先読みすることもできますので、早速チェックするといいでしょう。
PTS取引は使える証券会社が限られるので、「SBI証券」か「松井証券」で口座を開設しておくといいですね。
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