絶対読んで欲しい編集部おすすめ記事4選!
テクニカル分析で利用するRSIを上手く利用することで、買われ過ぎた銘柄や売られ過ぎた銘柄が分析できます。
また、相場のトレンド転換点も分析可能なので、投資成績を上げるなら知っておくべきRSI!
もみ合い相場では特にその力を発揮しますので、RSIの基本情報や投資法を覚えていきましょう。
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RSIとは

相場が買われ過ぎているのか、売られ過ぎているのかを知るにはRSIなどのオシレーター系指標が役に立ちます
オシレーター系の指標の1つであるRSI
RSI(アールエスアイ)とはオシレーター系の指標のことで、J・ウエルズ・ワイルダー(ジュニア)氏が考案しました。
日本語では相対力指数と呼ばれますが、一般的にはRSIの方が良く使われています。
RSIの特徴としては、株価終値の変化に注目し相場の強さを計測する点にあります。
計測された数値は0から100の間を変動し、数値がピークに達すると相場の天井を意味し、買われ過ぎと判断できます。
また、数値が減少し反転するとそれは相場の底とされ、銘柄が売られ過ぎだと判断できます。
つまり、RSIを利用することで相場の強さ(買われ過ぎ)(売られ過ぎ)が分かるようになります。
RSIの計算方法としては、一般的に利用される14日を使用した場合で見てみます。
RSIの計算方法
①
RSI= ────×100
①+②
①=14日間の上げ幅の合計
②=14日間の下げ幅の合計
計算方法はこのようになり、%で表示されます。
これは、14日の値動きで値幅はどのくらいなのか、%で表した計算になります。
同じ銘柄でも、使用する期間によってRSIの数値は変わってきますので、その銘柄にあった使用日数を探すのもポイントです。
短期取引であれば5日を利用する場合もあります。
証券会社の取引ツールなどで使用したい日数を選ぶだけで、RSI指数は確認できますので積極的に利用すべきでしょう。
RSIが有効な場面はレンジ相場
RSIが有効に使えるのは、レンジ相場(ボックス相場)のような株価がもみ合い状態の時です。
その他の上昇トレンドや下降トレンドではRSIをうまく活かせないので、レンジ相場で利用すべきです。
RSI数値の利用の仕方、見方について
RSIの数値は50%を中心とし、数値が70%を超えてくると買われ過ぎ、30%以下になると売られ過ぎとされています。
- RSI数値が70%以上=買われ過ぎ
- RSI数値が30%以下=売られ過ぎ
買われ過ぎゾーンへ突入することで売りサインと判断されやすく、逆に売られ過ぎゾーンへ突入すれば買いサインとして判断されやすくなります。
このようにRSIの数値を参考に、売買サインとして利用することが可能になってきます。
では、レンジ相場を形成している銘柄での株価とRSI数値の関係性を実際のチャートで見てみましょう。
株価とRSIの動きをチャートで確認

株価に対して、RSIはこのように数値が上下しています。
上値抵抗線と下値支持線に囲まれたレンジ相場で推移していることで、RSIの数値は株価の高値を捉えています。
それにより、買われ過ぎの高値圏ではその後反落し、売られ過ぎの安値圏ではその後反発しています。
レンジ相場ではこのようにRSIのようなオシレーター系指標が有効に働きます。
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【レンジ相場(ボックス相場)で稼ぐ!ブレイクする銘柄の特徴も解説します】
- RSIは相場の強さを計測でき、買われ過ぎ、売られ過ぎを予想できる指標
- レンジ相場のような株価がもみ合う時にRSIはその力発揮する
RSIの使い方、投資法

実際、RSIを利用した投資法を実践するのであれば、株価がもみ合った銘柄を見つける必要があります。
RSIが有効なもみ合い銘柄を見つける
気になる銘柄のチャートを見ながら選ぶのもいいですが、便利なツールを使って簡単に探す方法もあります。
チャートの形状から銘柄探しができる「チャートフォリオ」を提供している証券会社をご紹介します。
チャートフォリオを提供している証券会社
SBI証券
会員の方、そうでない方にも無料で提供
松井証券
会員の方すべてに無料で提供
マネックス証券
口座を持っていれば無料で提供
この3社の中でも、完全無料で会員以外でも利用できる、SBI証券のチャートフォリオを例にとって説明します。
使い方はとても簡単で、チャートの形状25パターンから探すことができます。
チャートフォリオの使い方

この中の真ん中に位置している「もみ合い?」形状を選択し、チャート期間などを左側の項目で選択するだけで、もみ合い銘柄を選んでチャートと共に表示してくれます。
このように、簡単にもみ合い銘柄を探すことが可能です。
- 株価データ(当日終値):毎営業日17時30分ごろ
- 銘柄データ(信用区分):毎営業日19時40分ごろ
また株サイト、株マップ.COMでもチャート形状から銘柄を探すことができますので利用してみては如何でしょうか。
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レンジ相場でのRSIを使った取引のタイミングとして、チャートを見ながらそのポイントを解説していきます。
RSIだけで売買タイミングを見る方法として、以下2つのラインを使用します。
(赤)14日使用RSIライン
(緑)RSIラインの9日移動平均ライン
RSIを使用した売買ポイント

チャートで買いポイント売りポイントをそれぞれ○で記してみると、このようになります。
買いポイント
RSIが30%以下、もしくは接近している状況
赤のラインが緑のラインを下から突き抜けるタイミング
買いポイントの場合はRSIが30%に接近しているタイミング+RSIライン(赤)が移動平均ライン(緑)を下から突き抜ける転換タイミングで株価も上昇へと変わる傾向にあります。
売りポイント
RSIが70%以上、もしくは接近している状況
赤のラインが緑のラインを上から突き抜けるタイミング
売りポイントの場合は、RSIが70%を超えたタイミング+RSIライン(赤)が移動平均ライン(緑)を上から突き抜ける転換のタイミングで、株価も反落する確立が高いことが分かります。
このように、RSIだけでも売買ポイントを予測することは可能ですが、より精度を高めるにはトレンドフォロー系のその他指標と組み合わせて使用することが重要です。
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- 無料で利用できるチャートフォリオを使ってもみ合い銘柄を探せる
- RSIだけでも売買ポイントをある程度予測できるが、その他指標との組み合わせが精度を上げる
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RSIの注意点や欠点を確認

RSIはレンジ相場などではその威力を発揮しますが、注意すべき点もあります。
RSIの欠点と合わせて覚えておきましょう。
株価反転のサインでもあるダイバージェンス
RSIは本来、株価とある程度連動して動く特徴があります。
例えば、株価が上昇するとRSIも上がり、株価が下落するとRSIも下げるといった動きになりますが、時に株価とRSIが反対方向に動く現象があります。
これを、ダイバージェンス(逆行現象)と呼びます。
それにより、株価は上昇しているのにRSIは下がり、株価が下がっているのにRSIは上昇するといった逆の現象が起きます。
上昇トレンド時のダイバージェンス

このように上昇トレンド時に、株価は急騰していますが、RSIは高値を切り下げていってます。
これが上昇トレンド時のダイバージェンスです。
下降トレンド時のダイバージェンス

今度は逆に下降トレンド時に株価が下落しているが、RSIは下値を切り上げて上昇しているパターンです。
このように、RSIは株価と逆の動きをする場合もあるので、レンジ相場以外では注意が必要です。
ただ、ダイバージェンスが起こり、RSIが逆の動きをした場合は株価反転のサインとも言われていますので、相場のトレンドを掴むには利用できる場合があります。
上昇トレンド、下降トレンドどちらのチャートでも、ダイバージェンスが起こった後の株価は逆の動きをしているのが確認できます。
相場が変わるサインとしてダイバージェンスを利用する方法があるということです。
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トレンドの発生によりRSIが効かなくなる
RSIは株価がもみ合うレンジ相場ではその力を発揮しますが、注意すべき大きな欠点があります。
それは、
レンジ相場から上昇トレンドや下降トレンドへと、トレンドが変わった時です。
それまでレンジ相場で推移していた株価が、上昇トレンドなどトレンドが変わるとRSIの動きと株価との連動が崩れ始めます。
それにより買いポイント、売りポイントが崩れ思わぬ損失を出す可能性が出てきます。
例えば、RSIが70%を超え買われ過ぎ基準に達し売りポイントとなったことで、逆張り投資法で売りから入ります。
しかし、その後の株価が上昇を続け上昇トレンドへと変わってしまえば、損失となります。
実際のチャートで見ると、このような形です。
トレンド変換のパターン

それまではレンジ相場で推移していたことから、RSIによって売買ポイントは予測できていましたが、トレンドが変わりRSIのポイントが崩れた形です。
このように、レンジ相場からトレンドが変わった場合は、RSIが上手く利用できなくなるということを覚えておきましょう。
- レンジ相場以外でのダイバージェンスには注意
- レンジ相場からトレンドが変わるタイミングはRSIが効かなくなる
まとめ
RSIはレンジ相場のときに力を発揮します。
相場の買われ過ぎや売られ過ぎが分かることで、それを利用した投資も可能です。
RSIの特徴や注意点をしっかり覚えておくことで、どのような相場でも対応できるようになります。
ただし、基本的にオシレーター系の指標は単独で利用するのではなく、その他指標も取り入れながら分析するようにしましょう。
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